キャリコネニュースが3月6日に配信した記事「『テレビ携帯、ゲームは禁止』という教育方針に危惧の声」が、TOKYO MXテレビで7日に放送されたバラエティ「バラいろダンディ」で紹介された。
記事は、自分の子どもをテレビ・携帯・ゲーム禁止で育てる方針の親に対して、ネットで上がった危惧の声をまとめたもの。番組では「大人になり自分でゲームを買ったら無性に悲しくなった。楽しいんだけど、もう友達とこんなことできないんだなって そもそも友達すらいないんだけど……」などのネットの声が読み上げられた。
「どこが勝てるか考えて突っ込んでいくって、ものすごく大事なこと」
これに対し、経済評論家の勝間和代さんは「普通の玩具の1つ。みなさん勘違いしてるんですけど、ゲームって頭よくなるんですよ。たくさん論文が出ている」と熱弁をふるう。勝間さんはゲームカフェをプロデュースするほどのゲーム好きで、
「勉強だけが頭良くする方法ではなくて、自分でルール発見して、友達とコミュニケーションしてどこが勝てるか考えて、そこに突っ込んでいくってものすごく大事なこと」
と述べた。また、人生ゲームやモノポリーならよくて、携帯ゲームだと駄目だというのに納得がいかないという。
「なぜ携帯ゲームが禁止されるかって、面白いから。面白いことやらなくて脳が育ちますか?」
勝間さんは子どものころゲームしかしていなかったというが、それでも慶應義塾大学の商学部卒。マッキンゼー、JPモルガンなどの名だたる外資系企業で働いた経験もあるだけに、とても説得力のある発言となった。
かつて禁止されたものは? ラジオドラマ「君の名は」、「志村けん」
作家で現在育児中の立花胡桃さんは、携帯について「防犯のためにも、小学校になったら与えようと思っている」という。ゲームについては、
「大人の接待と一緒で、子どものお付き合い。人間関係を築くためのツール」
だと述べていた。また、子どものころにゲームもカップ麺も食べられなかった人を知っているが、その人は大人になってからほぼ毎日のようにカップラーメンとゲームやっているというのだ。そんな人を見てきたからか、
「その反動の方が逆に怖いなと思うので、時間を決めてやればいいと思う」
と意見を述べた。
そのあと話題は「子ども時代に禁止されていたもの」に変わり、タレントの板東英二さんは「テレビはなかった。ラジオドラマ『君の名は』がダメだった」と答えた。『君の名』は、放送時には「銭湯の女湯をカラにした」というほどの人気番組。親に「これは大人の聴くものだ」と叱られたという。
お笑いタレントの内山信二さんは、ゲームは各家庭で一日○時間という決まりはあったが禁止はされていなかったという。しかし「学校から『志村けんを観るな』というお達しが来た」と話した。