SUVの盟主として君臨する英国ジャガー・ランドローバー社(JLR)のブランド『レンジローバー』に、4番目のラインとなるブランニューモデル、『RANGE ROVER VELAR(レンジローバー・ヴェラール)』が登場。その世界初披露イベントがロンドンにあるデザイン・ミュージアムで開催された。
この『レンジローバー・ヴェラール』は、ファミリーの『レンジローバー・イヴォーク』と『レンジローバー・スポーツ』の中間に位置する新型モデルとなり、車体骨格を兄弟ブランドであるジャガーの『F-Pace(F-ペイス)』と共有している。
その名称の由来は、かつて初代レンジローバーが登場する前夜の1960年代に開発中だったプロトタイプに命名されていたラテン語「(ヴェールで)覆う」を意味する「velare」から派生したもの。
ジャガーF-ペイス同様にフルアルミボディとなる車体は「ランドローバー史上最もスレンダーなボディ形状」とされ、フルマトリックス・レーザーLEDヘッドライトや、通常時はボディに格納され、操作時にのみ電動で出現するデプロイアブル・ドアハンドル、バーニッシュトコッパー色と呼ばれるブラウン系の塗装を施したフロントバンパー・ブレードとフェンダーベントなど、さまざまなアイコン的デザイン処理が施された。
また、 インフォテインメント・システムには、同ブランドから直近に登場し、日本市場への導入も予定されている5世代目『ディスカバリー』からもさらに進化した、まったく新しい「Touch Pro Duo」を採用している。
このシステムでは、すべてのコントロール系統をふたつの高解像度10インチタッチパネル式モニターに統合し、センターコンソールにビルトイン。その造形と機能美は、新たな世代のレンジローバーを視覚的に表現するモダンなインテリアとなっている。
日本導入モデルの価格と仕様はまだ暫定ながら、パワートレーンにはJRL製の最新モジュラーユニット“インジニウム”の2リッター直列4気筒ガソリン直噴ターボ(P250)から、同2リッター4気筒のクリーンディーゼル(D180)、そして380psを誇る3リッターV6スーパーチャージャー(P380)が用意される。
外観のトリムを含めたグレード展開は、標準モデルからスポーティな意匠の「R-DYNAMIC」、そして初登場時に設定されるおなじみの最上級版「ファーストエディション」となり、暫定価格は699万~1526万円となっている。
Land Roverウェブサイト:http://www.landrover.co.jp
ランドローバーコール(フリーダイヤル):0120-18-5568