第2回バルセロナテスト初日に、ウイリアムズF1チームのフェリペ・マッサがトップタイムをマークした。マッサは、この日のパフォーマンスが今年メルセデスと表彰台を争える兆候であることを期待している。
7日、マッサは168周を走りこみ、午前セッションにスーパーソフトタイヤでマークした1分19秒726でこの日の首位に立った。
2位となったレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは、ウルトラソフトで出したタイムでマッサに届かず、ウイリアムズがこれ以上の力を隠し持っていないことを願うと発言した。
一方、この日4番手だったメルセデスのルイス・ハミルトンは、NBCのインタビューに対して「今日ウイリアムズを見た時は、ペースは遅かった」と話していたものの、ウイリアムズがメルセデスにとって脅威になると思うかと聞かれると、もし上位争いにウイリアムズが加わってくるのであれば「素晴らしいことだ」と答えた。
それを受けて、そうなればもちろんハミルトンと違って自分たちは心からうれしいだろうと冗談を言ったマッサだが、この日トップタイムを出せるとは自分でも予想していなかったと認めている。
「すごくポジティブな一日だった。今日は168周を走ったけれど、キャリアの中でここで一日にそれほど走りこんだのはこれが初めてだと思う」
「先週の時点でメルセデスは驚くべき速さを見せていた。彼らがやることすべてが、競争力が高いことを示している」
「自分たちがメルセデスと同じレベルだとは思わない。でも彼らといい戦いをして、表彰台を争えるなら、大成功と言えるね」