ヤマハのマーベリック・ビニャーレスは、アグレッシブさを和らげることでさらに速く走れると考えている。
ビニャーレスは、世界チャンピオンを3度飾ったホルヘ・ロレンソの後任としてスズキからヤマハに移籍した。昨年11月にテストを引き継いでから3回のオフィシャルテストすべてでトップタイムをマークしている。
2016年シーズンのチャンピオンシップでは4位だったが、イギリスGPで1度優勝を飾っている。先月のフィリップアイランド・オフィシャルテストでは2016年チャンピオンのマルク・マルケスにコンマ294秒差を付け、ヤマハとともにタイトル候補となっている。
フィリップアイランドでのテストを終えて、チャンピオンシップで戦う準備が整ったかと聞かれたビニャーレスは「今日のすべてのコンディションから、答えはイエスだと思う」と述べた。
「バイクの準備はできたと思うよ。まだ電気系統とブレーキングポイントを少し改善しないといけないし、僕も良くならないとね」
「バイクをもっと丁寧に扱う必要がある。もっとソフトにね。時々僕は乱暴にバイクを動かしすぎる。僕は100パーセントソフトにバイクを扱って走り出さなければ、自分の出せる限界の速さで走れないんだ」
「スピードはある。開幕戦で100パーセントの状態になるためにまだいくつか取り組まなくてはいけないことがある。でも僕はチームの中でとても心地よく感じていて、それが一番大切なことだと思っている」
ヤマハは今季使用するシャーシの選択を決定せずにフィリップアイランドを去ったが、3月10日からカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで最後のオフィシャルテストが始まり、3月26日には同じサーキットでシーズン開幕戦となる。