第2回バルセロナF1合同テスト初日に2番手タイムを出したダニエル・リカルドは、レッドブル・レーシングは大きなタイムを隠し持っているわけではないとして、ライバルたちを警戒している。
7日、ウイリアムズのフェリペ・マッサがスーパーソフトタイヤでマークした1分19秒726でこの日のトップに立った。マッサのタイムは第1回テストでの総合トップにわずかに届かなかったものの、先週のトップタイムはメルセデスのバルテリ・ボッタスがウルトラソフトで出したものだった。
リカルドは7日、ウルトラソフトタイヤで自己ベストタイムを記録したが、このタイムはスーパーソフトのマッサに0.174秒届かなかった。
レッドブルは進歩しつつあるとリカルドは述べる一方で、特にウルトラソフトでは期待していたパフォーマンスを見つけられなかったと認めた。
「僕のベストタイムはウルトラソフトで出したものだ。でもソフトと比べてそれほど速くなかった」とリカルドはFormula1.comのインタビューにおいて語った。
「そういったことから学ぶことはあった。でも走り出してすぐにもっと速いタイムが出せるものと期待していた」
メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフはレッドブルは開幕戦までの間にマシンを大幅に変えてくると予想している。しかしリカルドは「特に大きな秘密はないよ。ポケットの中に2秒隠しているなんてことはない」と述べた。
「もちろんマシンからパフォーマンスをもっと引き出せるとは感じている。でもそれはどのチームも同じだ」
「ウイリアムズはそうではないといいんだけどね。今日のタイムが彼らのベストなのだと思いたい。でもフェラーリとメルセデスはまだ力を隠し持っているんじゃないかな」
「フェラーリは間違いなく速そうだ。メルセデスもかなり速いだろう。ウイリアムズは先週あまり走らなかったけど、よさそうに見えた。今日はそれが本当だと分かったね」
「面白くなりそうだ。(開幕戦の)メルボルンではちょっとしたドラマが見られるだろう」