第2回バルセロナテスト初日の走行を終えたメルセデスのルイス・ハミルトンが、今のところメルセデスよりもフェラーリのマシンの方が速そうだと語った。
7日、メルセデスは午前中にルイス・ハミルトン、午後にはバルテリ・ボッタスにより走行を行った。
ハミルトンは午前のセッション残り1時間のところでマシンのフロアにダメージが見つかったため、走行を切り上げ、午後にマシンをボッタスに託した。ハミルトンは49周を走り、ソフトタイヤで出した1分20秒456で13人中4番手、ボッタスは86周のなかでソフトで出した1分20.924で5番手に続いた。
この日はウイリアムズのフェリペ・マッサがスーパーソフトタイヤで出したタイムでトップに立ち、レッドブルのダニエル・リカルドがウルトラソフトで2位、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがソフトタイヤで3位に続いた。
テストが5日間終了した時点で、メルセデスは今年の本命とみなすことができると思うかと聞かれたハミルトンは「ノー。本命はフェラーリに違いない」と答えた。
「彼らは素晴らしい仕事をしている。目を離すわけにはいかないね。レッドブルもかなりよさそうだ。今後の数日、そして(開幕までの)数週間を見ていこう。開幕戦が接戦になるのは間違いない」
「タイムを見る限り、フェラーリが最速なのかもしれない。僕らもかなり近い位置にいて、すぐ後ろにはレッドブルがいるという感じかな」
自分自身のセッションについてハミルトンは「今朝は最高のフィーリングだったとはいえない。(気温が高くて)タイヤの温度に苦労したし、フロアのダメージもあった」と振り返った。
「午後のバルテリの走行に修理を間に合わせるために、午前中の僕の走行時間を少し犠牲にした」