ウイリアムズのフェリペ・マッサは、スペインのカタルニア・サーキットで行われた第2回F1合同テスト1日目でトップタイムをマークした。
マッサのベストタイムは午前中にスーパーソフトタイヤで記録した1分19秒726で、ほとんどのチームがロングランに集中していたため、午後になってもこのタイムが破られることはなかった。
午後の最速タイムはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。テスト時間が残り2時間を切ったところで、ソフトタイヤで1分19秒906を記録している。
しかし、午後の最速タイムはマッサとダニエル・リカルドに次ぐ総合3番手だった。リカルドは午前のセッションでウルトラソフトタイヤを使って総合2番手のタイムを記録しており、ベッテルはリカルドにコンマ6秒遅いタイムだった。
ベッテルとマッサは、ふたりとも168周ともっとも多くの周回を重ねている。
ルイス・ハミルトンはマシンのフロアを損傷して49周で午前中を終えた後、バルテリ・ボッタスは午後に86周の走行を重ね、メルセデスの初日の周回数合計は135周となった。
ボッタスのベストタイムはソフトタイヤによる1分20秒924で、この日142周を走行したフォース・インディアのエステバン・オコンを抜いて5番手だった。
7番手はルノーのニコ・ヒュルケンベルグで、午前中パワーユニットの問題で走行を早くに切り上げたジョリオン・パーマーの後を引き継ぎ、57周を走行した。しかしチェッカーフラッグを受ける直前にコース上で停止してしまい、この日唯一の赤旗となった。
しかし、ヒュルケンベルグがソフトタイヤで記録したベストタイム1分21秒589は、ハースのケビン・マグヌッセン、トロロッソのダニール・クビアト、マクラーレンのストフェル・バンドーンを引き離すのに十分だった。
バンドーンはホンダのパワーユニットが交換された後にテストに戻り、その日80周を走行。午後には午前中よりわずかに速いタイムを記録したが、それでも首位とは2秒811の差があった。
バンドーンは、午前のセッションでホンダのパワーユニットに問題が発生したためテストを中断。エンジン交換が終わった午後のセッションでは走行を再開し、その日80周を走行。午後には午前中よりわずかに速いタイムを記録したが、それでも首位とは2秒811の差があった。
ザウバーのマーカス・エリクソンはチームメイトのパスカル・ウェーレインとパーマーの間の12番手となり、マッサよりおよそ4秒遅いタイムだった。