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ホンダ、ジュネーブショーで新型シビック・タイプRの量産モデルを発表

2017年03月07日 22:10  AUTOSPORT web

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ホンダが2017年夏に世界各国で販売を開始する新型シビック・タイプR
ホンダモーターヨーロッパは3月7日、ジュネーブショーで新型シビック・タイプRのヨーロッパ仕様の量産モデルを発表した。

 新型シビック・タイプRは、同時に公開されたハッチバックモデルとともにプロトタイプが2016年のパリショーで公開され、その後日本やアメリカ等でも展示されてきた。今回公開されたのは、2017年夏に世界各国で販売がスタートする量産モデルのヨーロッパ仕様だ。

 サーキットでの走行性能に加えて、一般公道でのグランドツアラー性能を大幅に進化させた“次世代のタイプR”を目指し開発された新型は、パワートレインにさらに進化させた2リッターVTECターボを搭載。先代をしのぐ最高出力320馬力と最大トルク400N・mを達成している。また、6速MTには変速操作に合わせてエンジンの回転数が自動で調整されるレブマッチシステムを新たに採用。よりステアリングやブレーキに集中した運転が可能になっている。

 リヤサスペンションにはマルチリンク式を新たに採用し、高剛性化を図った新プラットフォーム、20インチタイヤの採用、ホイールベースおよびトレッドの拡大、重量配分の最適化などに加え、エアロダイナミクス性能をより高めたエクステリアデザインなどにより、運動性能を大幅に向上させている。

 一方で、コンフォートモードを追加したことで3パターンより選択可能となったドライビングモードによって、市街地からサーキットまで、より幅広い走行シーンにマッチしたパフォーマンスをみせる。

 モータースポーツにも転用が期待される新型シビック・タイプR。ファンにとっても楽しみな車両だろう。