最近は男性の育児参加が活発になっているが、妊娠中の女性が受ける妊婦健康診査(妊婦健診)に同伴する男性も増えている。
実際のところ、女性は妊婦検診についてくる男性についてどう思っているのだろうか。女性用コミュニティサイト、ガールズちゃんねるに3月6日、「妊婦健診に夫がついてくる事について」というスレッドが立った。
スレ主の夫は妊婦健診の同行を望んでおり、一緒に話を聞こうとするのはありがたいとしつつも、
「他の患者さんにとっては男性が婦人科に居る事について嫌悪感があったりするんじゃないかとも思い迷っています。みなさんはどう思いますか?」
と疑問を投げかけた。
「二人の子供だし、一緒に来てくれたら嬉しい」「つわりで辛い時は心強い」と歓迎
このトピックには約500件のコメントがつき、女性たちの関心の強さが表れている。寄せられたコメントで多かったのは、「え、旦那さんが来ても別によくない?」「いい旦那さんやぁー。って、思う!」など、夫が付き添っても構わないという意見だ。
「いいと思うよ! 二人の子供だし、一緒に来てくれたら嬉しいよね」
「旦那さんもきちんと話を聞いておくべき。 エコーとか見て少しは実感が湧くだろうし」
妊娠してわが子が自分のお腹にいる女性と比べ、男性は親になることへの実感がわきにくい。健診に同行することで夫婦2人の子供であることを自覚しやすくするという意見だ。
筆者(編集部S)も妻の妊婦健診に同行したことがあるが、「自分は父親なのだ」と気が引き締まる思いをした。健診ではないが4Dエコーで我が子が動く姿を見たときは、さらにその気持ちは強まった。
妊娠中には悪阻などが起こり、体調はデリケートになる。こうしたときに夫のサポートがあるとありがたいという理由を挙げる人もいる。
「つわりで辛い時とかは、いてくれた方が心強いと思いますよ」
「妊婦さんが立って男性陣が椅子に座るのはおかしい!!と、毎回思います」
「マナーさえ守れば全然いいと思うよ。 夫婦で来てる人見たらむしろ羨ましい」という書き込みもある。では、健診に同行する夫はどのような点に注意すればいいのだろうか。具体例としては、混雑しているときには椅子に座らないで欲しい、という意見だ。
「妊婦さんが立って男性陣が椅子に座るのはおかしい!!と、毎回思います」
「よっぽどガラガラじゃない限り旦那はイスに座らないでください」
悪阻がひどいときだけでなく、妊娠後期でお腹が大きくなってからも、体には大きな負荷がかかっている。診察までのほんのわずかな時間であっても座りたいのは当然だ。健診に同行するのはいいが、混雑で椅子の空きがない状態で夫が座っていれば、「無神経だ」と思われても仕方がない。
また、ニオイへの配慮を求める声もある。
「タバコ、香水臭い旦那がいてすごく辛かった」
「服についたタバコの臭い、男性特有の体臭が気になる時もあります……」
産婦人科であれば当然ながら女性が多い。他の妊婦さんをジロジロ見ることに不快感を抱く人の投稿もあった。妻の妊婦健診に同行する場合は、自分の妻だけでなく周りの女性に対しての配慮が必要だ。