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スバル/STI、ニュルブルクリンク24時間仕様のWRX STIを富士でシェイクダウン

2017年03月07日 18:00  AUTOSPORT web

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2017年仕様のSUBARU STI WRXと、シェイクダウンを担当した山内とチームスタッフ
ニュルブルクリンク24時間レースのSP3Tクラス(2リッター以下のターボエンジン搭載車のクラス)で2連覇中のスバル/スバル・テクニカ・インターナショナル(STI)が3月7日、3連覇を目指して開発中のニューマシン、スバルWRX STIの2017年仕様をシェイクダウンさせた。

 昨年までと同様、シェイクダウンは富士スピードウェイで行われ、ステアリングは2連覇を達成している山内英輝に託された。

 昨年はシェイクダウンで大きなクラッシュに見舞われたスバルだが、今年は大きなトラブルもなく周回を重ねた。

 トップスピードの向上を目的としたエンジン出力の向上や、パドルシフト化されたトランスミッションの確認といった各メニューを消化している。

 ライバル陣営の体制強化も予想されるため、2017年仕様のWRX STIはフロントセクションの空力見直しによるダウンフォースの向上から、シャシー・ジオメトリーの最適化、剛性バランスの改善、軽量化といったボディ細部に至るまで、突き詰めた開発が行われている。

 チーム監督は昨年に引き続きSTIの菅谷重雄が担当。ドライバーは山内に加え、日本でもおなじみのカルロ・バンダムや、ニュルマイスターでもあるマルセル・ラッセー、ティム・シュリックと、昨年と同様の布陣となる。

 また、チーム運営はSTIの社員と全国のスバル特約店から選抜されたメカニックが請け負うことも合わせてアナウンスされた。

 スバル/STIによるニュルブルクリンク24時間のチャレンジも今年で節目となる10年目。3連覇に加え、5度目の優勝へ向けた戦いは、5月25日(木)に幕を開ける。