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スーパーフォーミュラ鈴鹿合同テスト:二度の赤旗が提示されたセッションは中嶋一貴が首位

2017年03月07日 15:10  AUTOSPORT web

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中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)
3月7日、全日本スーパーフォーミュラ選手権の2017年第1回目となる公式合同テストの2日目が鈴鹿サーキットで行われ、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が午前のトップタイムを記録した。

 2017年シーズン初の合同テスト2日目は、やや肌寒いながらも快晴に恵まれ、午前9時のセッションスタートと同時に、体調不良によりテスト初日の走行を見送った山下健太(KONDO RACING)と、小林可夢偉に代わりステアリングを握る中山雄一(KCMG)含む多くのマシンがコースインしていく。

 各陣営が積極的に走行を重ねるなか、開始から5分のところで大嶋和也(SUNOCO TEAM LEMANS)がヘアピンでコースオフ。フロントからタイヤバリアに軽く接触しストップした大嶋のマシンを回収するため、赤旗が提示された。

 9時16分に赤旗は解除され、各車がふたたびコースに向かう。この時点ではピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)が1分38秒407でトップに立っており、上位10台ほどのマシンが1分38秒台で周回を重ねていった。開始から30分が経過したところで、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が1分37秒911を記録し、ガスリーのトップタイムを塗り替える。

 その直後、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)がダンロップコーナー出口でクラッシュ。フロントウイングを破損したロッテラーのマシン回収のため、ニ度目の赤旗が提示されることとなった。

 この赤旗は9時40分に解除となり、ふたたびグリーンフラッグが振られた。ほどなくして、ロッテラーもマシンを修復しコースイン。クラッシュによるダメージは深刻なものではなかった様子で、すぐに2番手タイムを記録してみせる。

 その後は大きな波乱もなく、各陣営がそれぞれのテストプログラムをこなしていく時間帯が続いた。残り30分時点でのトップは1分36秒608を記録している一貴。2番手に伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、3番手に山本尚貴(TEAM MUGEN)と、ホンダ勢が続いていた。

 午前中のセッションも最終盤を迎え、各陣営ニュータイヤを投入するタイミングを迎えたが、サーキットは通り雨に見舞われ、タイムアップのチャンスは訪れずにセッションは終了した。トップは唯一の1分36秒台を記録した一貴、2番手には国本、3番手に伊沢、4番手には関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が続いた。

 スーパーフォーミュラ合同テスト2日目午後のセッションは午後3時から行われる。