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ストライプ石川康晴がリーダー育成講座を開設、母校岡山大学にSANAA設計のホールも

2017年03月06日 20:34  Fashionsnap.com

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ストライプホール(仮)イメージ Image by: ストライプインターナショナル
岡山大学と石川康晴、そして同氏が代表を務めるストライプインターナショナルおよび石川文化振興財団が、岡山からグローバルで活躍できる起業家精神に溢れた人材を育成・輩出することを目指し、岡山大学に「ストライプ講座(仮)」の開設と、拠点となる「ストライプホール(仮)」の建設プロジェクトを始動する。「ストライプホール(仮)」の設計は妹島和世と西沢立衛による建築家ユニットの「サナア(SANAA)」が担当。

ストライプ石川、岡山大学にリーダー育成講座開設の画像を拡大

 「ストライプ講座(仮)」は、創造性と論理性を備えたリーダーの育成を目的としたコースで、2018年の開講を予定。起業家や経営者を目指すために必要なアントレプレナー(起業家)精神と、企業や自治体等で改革を行うために必要なイントレプレナー(社内起業家)精神を開発するプログラムを中心に構成する。改革経験のある国内外のスピーカーを招いた講演が実施され、テクノロジーやアート、マーケティングを含む様々な分野で高度な知識を取得できるという。また、実践的な授業を特徴とし、インターンシップの活用や学生ベンチャー、企業内改革のためのゼミやワークショップの展開、投資家や企業へのビジネス提案も行っていきたい考えだ。エグゼクティブアドバイザーにはスクラムベンチャーズ ベンチャーパートナーで、前エバーノートジャパン会長の外村仁を起用。シリコンバレー等、世界の先進事例を講義に取り入れるなど、グローバルレベルのプログラムを充実させていく。
 「サナア」が手がける「ストライプホール」はクリエーティブな活動の場として使用されることをイメージし、円形のホールを中心に据え、周囲にプロジェクトルームや研究室等の配置を予定。なお、「ストライプ講座(仮)」はストライプインターナショナルおよび公益財団法人 石川文化振興財団の寄付講座として開設し、「ストライプホール(仮)」は石川康晴の寄贈となる予定だ。
 ストライプインターナショナル代表取締役社長および公益財団法人 石川文化振興財団理事長の石川は、「起業して23年経ち、上場を目指すこの節目に、生まれ故郷である岡山、そして母校である岡山大学に恩返しがしたいという思いでこのプロジェクトを進めている。自分が何をすべきかと考えた時、地域にとって一番大切なのは教育だと思い、起業家精神をもつ若者を育成するストライプ講座(仮)を寄贈することにした。(中略)世界レベルのプログラムを岡山大学で実現し、地域の若者たちに刺激を与えることを目標に、プロジェクトを進めていく」とコメントしている。