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AKB48が続ける被災地訪問 『バイキング』特別企画など復興支援のあり方も様々

2017年03月06日 20:33  Techinsight Japan

Techinsight Japan

大島優子 第1回:2011年5月22日 岩手県大槌町、山田町(C)AKS
2011年3月11日に起きた東日本大震災の後にAKB48グループは「誰かのために」プロジェクトを立ち上げ、被災地の復興支援に役立てばと募金活動や被災地訪問による“触れ合い”活動を行っている。被災地訪問ではトラックをステージに見立てたミニライブや握手会に加えクリスマスやバレンタインイベントなども行い、2011年5月から始めた活動は2017年3月4日で63回目となった。

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当初は前田敦子や大島優子をはじめAKB48黄金期のメンバーも訪問していたが、5年以上続くなかグループからの卒業や新たな加入により顔ぶれも変わって来た。そのぶん地域の人々とより身近に触れ合うことができるのではないだろうか。また、被災地の状況も変わるなかどのような交流が望まれるか工夫も必要だ。


SMAPが冠番組『SMAP×SMAP』で東日本大震災への義援金を5年間呼びかけてきたが、昨年の12月26日に最終回を迎えた。芸能界で被災地復興支援活動を継続してきた数少ないケースだっただけに惜しまれる。AKB48グループとともに人気アイドルが支援活動を呼びかけることは“被災地復興”を世間に意識してもらうことにもなる。

そうした意味で、3月6日よりお昼のバラエティ『バイキング』(フジテレビ系)で始まった“特別企画 坂上忍の東北でお手伝い旅”は被災地復興に貢献しているといえそうだ。

MCの坂上忍が“東北ぶらり旅”しながら出会った方々のお手伝いをするという企画で、6日の放送では宮城県塩釜水産物仲卸市場を訪れ「まぐろの刺身にラップ掛けのお手伝い」や「売り方をお願いされて呼び込み」して活気づけた。何より彼が美味しそうに食べる姿で、視聴者に東北の水産物に興味を持ってもらえる。今後は水族館や児童劇団、女子高などを訪れるというから楽しみだ。


以前はAKB48グループの被災地訪問もNHKの音楽番組で紹介されていたが、最近はそうした番組が少なくなった。今の被災地を映し現状を世間に知らせることもこれからの復興支援には必要なのではないか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)