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スーパーフォーミュラ鈴鹿合同テスト:午後のセッションはロッテラーが1分35秒台をマーク

2017年03月06日 18:22  AUTOSPORT web

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アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)
3月6日、全日本スーパーフォーミュラ選手権の2017年第1回目となる公式合同テストが鈴鹿サーキットで行われ、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)が午後のトップタイムを記録した。

 晴れ間が広がり、気温もやや上昇した昼下りの鈴鹿サーキット。15時30分から開始されたセッションも午前同様、グリーンフラッグと同時に多くのマシンがコースイン。積極的に周回を重ねていった。

 ところが、開始から約7分が経過したところで、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がデグナーの2つめでコースオフし、自力でのコース復帰は不可能となってしまう。

 その直後、今度はナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)が、同じくデグナー2つめの進入でコースオフを喫する。こちらも復帰は叶わず、2台のマシンを回収するため赤旗が提示されることとなった。

 セッションは15時48分に再開され、各車がふたたびコースイン。この後しばらくはアクシデントもなく比較的落ち着いた展開となり、各陣営が淡々とテストプログラムをこなしていく。セッション開始から約1時間を過ぎたところで、注目のルーキー、ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)が1分36秒946をマークしトップに立つ。

 その後、スプーンの立ち上がりで中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING)がストップ。午後のセッションニ度めの赤旗が提示されることとなった。

 約10分後にグリーンフラッグが振られ、各車コースに戻っていくが、ほどなくして、小雨が降っているとの文字情報が入ってくる。だが、この影響はほとんど無かった模様で、セッション残り30分を切ったところで、午前中のセッションで2度クラッシュを喫したヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が、ガスリーを上回る1分36秒936を記録しトップに浮上した。

 その後しばらくはルーキー勢がワン・ツーを形成していたが、セッション終了約20分前にロッテラーが1分36秒514のトップタイムをマークする。ロッテラーはさらにアタックを続け、セッション終了間際に1分35秒657という、14年に自身が記録した1分36秒996を大幅に上回るタイムを記録してみせた。2番手に続いたのはチームメイトの中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)。3番手は石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)、4番手にはガスリーが入り、ホンダ勢トップの位置で合同テスト初日を終えた。