各陣営、積極的に走行を重ねていくが、開始から約17分が経過したところで、ルーキーのヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がS字の出口でクラッシュを喫する。リヤからスポンジバリアに接触しストップしたマーデンボローのマシンを回収するため、赤旗が提示された。
セッションは10時56分に再開され、各車がふたたびコースインしていく。多くのマシンが1分38秒台で周回を重ねるなか、セッション開始から約44分が経過したところで、ルーキーのニック・キャシディ(KONDO RACING)が1分37秒449をマークしタイムシートのトップに名前を刻む。その直後に関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がキャシディのタイムを更新。キャシディと関口は16年のポールポジションタイムを早くも塗り替えてみせた。
各陣営が徐々にタイムを上げはじめるなか、開始から約50分が経過したところで大嶋和也(SUNOCO TEAM LEMANS)がデグナー出口のスポンジバリアにクラッシュを喫する。マシンのダメージはモニター上ではそれほど大きなものではなかったが、車両回収のため、早くもニ度目の赤旗が導入された。
マシンの回収と飛散したスポンジバリアの復旧作業にやや時間を要し、セッションは11時50分に再開となる。ここにきて自己ベストタイムを更新するマシンが増え始め、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)らが1分37秒台を記録していく。