スーパーGT500クラスに参戦するLEXUS TEAM WedsSport BANDOHは3月6日、8月26~27日に開催されるスーパーGT第6戦鈴鹿1000kmの第3ドライバーとして、小林可夢偉を起用すると発表した。
このオフ噂に上がっていた、可夢偉のスーパーGT参戦がついに正式に実現する。今季LEXUS TEAM WedsSport BANDOHは関口雄飛/国本雄資のコンビでWedsSport ADVAN LC500を投入し、昨年のGT500初勝利に続くチャンピオン獲得を目指しているが、シリーズ最長レース距離の鈴鹿でふたりを強力にバックアップするべく、小林可夢偉の起用を決めたのだ。
可夢偉は2014年までF1に参戦した後、2015年からはスーパーフォーミュラに参戦を開始。16年からはSFに加えてWEC世界耐久選手権に参戦するTOYOTA GAZOO Racingのドライバーとして、トヨタTS050ハイブリッドを駆り活躍をみせてきた。
そんな可夢偉にとって、スーパーGT500クラス参戦は初めてのこととなる。「坂東正敬監督、TRD様、ヨコハマ様にGT500に乗れるチャンスをもらい感謝していますし、とても楽しみにしています」と可夢偉は語っている。
「今までスーパーGTに参戦する機会がなく、ここにきてチャンスがきたので、一戦だけですが精一杯頑張ります。関口選手、国本選手のふたりはカート時代からの知り合いなので、そういった意味ではなんの心配もありません」
「僕はふたりの先輩ですが、このクルマの経験は少ないので変な感じですね。でも、ふたりは誰もが認める速いドライバーなので、そのなかでできるだけ邪魔しないように頑張りたいと思います」
第6戦鈴鹿1000kmは、スーパーGTとしての開催は2017年限りで18年からは新たな耐久レース『鈴鹿10時間』として開催されることが決まっている。可夢偉スポット参戦は“最後の1000km”の大きなトピックスとなりそうだ。