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乃木坂46 松村沙友理、秋元真夏、高山一実……バラエティでも活躍見せるメンバーたち

2017年03月06日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

乃木坂46『インフルエンサー』(TYPE-D)(DVD付)

 乃木坂46のメンバーのソロとしてのバラエティ進出が目覚しい。


 現在『乃木坂工事中』(テレビ東京系)、不定期ではあるが『NOGIBINGO!』(日本テレビ系)を地上波冠番組に持つ乃木坂46。『乃木坂工事中』はバナナマンをMCに、前身番組『乃木坂って、どこ?』から数えると5年余り、『NOGIBINGO!』ではイジリー岡田を相手に過酷な企画にも挑戦してきた。乃木坂46のバラエティ力はこの2番組で培われたとも言える。


 音楽番組だけでなく、バラエティ番組でも見るようになった彼女たち。先日は、松村沙友理が『『ぷっ』すま』(テレビ朝日系)に出演。趣味であるテレビアニメの知識を活かし、キャラ声を披露しながら、自身の必殺技である「さゆりんごパンチ」を草なぎ剛にも繰り出させ爪痕を残した。松村はほかにも『エヴァ噺 特別編 アニメ『龍の歯医者』の見どころ』(NHK総合)で鶴巻和哉監督にインタビューするなど、アニメの分野での活躍が光る。


 また、バラエティ班といえば、出川哲朗に憧れを抱く秋元真夏。才知の優れた彼女は、クイズバラエティ『Qさま!!』(テレビ朝日系)に出ることも多い。番組の人気コーナー「帰れま10」でサンシャイン池崎と共演した彼女は、「ジャスティス!」と叫びながら指をテーブルの角に激突。池崎本人からも「天才だよ……」と言われていた。運動音痴でも有名な秋元。計算なのか、天然なのかは本人のみぞ知るところであるが、そんなドジっ子も彼女の魅力の一つだ。


 秋元と同じく乃木坂46のバラエティ班とされる高山一実は、『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に出演することが多い。昨年のインタビューでは「これまではバラエティを中心に活動していたところに自分の大好きな本に関わる仕事、しかも連載を持たせていただけるなんて自信にもつながりましたし」(参考:乃木坂46 高山一実、初フロントの喜びとグループの現在地を語る「全部がいい方向に進んでいる」)と語っていた通り、番組露出が弾みとなりさらなるソロ仕事に繋がっていった一人だ。


 ほかにも、西野七瀬は『ライオンのグータッチ』(フジテレビ系)の番組MCを担当。生田絵梨花は、突飛な発想やミュージカルとしても活躍していることから『MUSIC FAIR』(フジテレビ系)、『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)にソロで出演している。『馬好王国』(フジテレビ系)のMCとして、長年にわたり競馬番組に携わる白石麻衣は、その淡麗な容姿が取り上げられることが多いが、実はバラエティ班として一番のポテンシャルを持った人物だ。『乃木坂工事中』で秋元真夏に対して発動するキャラクター“黒石さん”や完成度の高いモノマネなど、彼女はグループ随一バイタリティに富むメンバーでもある。先日出演していた『王様のブランチ』(TBS系)でも食レポを披露し“食べ石さん”キャラを起こしていた。自身の2nd写真集『パスポート』(講談社)のインタビューでも「『きれい』よりも『面白い』が嬉しい。表面的な部分だけじゃなく中身まで見てくれてるんだと思える」と語っている。


 昨年末に日本武道館で開催した『Merry Xmas Show 2016』では「1人1曲プロデュース」と題した企画で、グループだけでなくメンバー一人ひとりが個人としても活躍できるということを証明して見せていた。ここまで挙げたのはほんの一例で舞台やモデル、出版、趣味の連載などメンバーの個人仕事は後を絶たない。2016年、名実ともに女性アイドルグループとしてトップに君臨した乃木坂46。2017年はソロとしての活動もさらに展開していくことになるだろう。(渡辺彰浩)