3月4~5日の2日間、鈴鹿サーキットで『2017モータースポーツファン感謝デー』が行われ、2日間合計で5万8500人が来場。シーズン開幕前の風物詩を楽しんだ。
国内モータースポーツシーズン到来を告げる毎年恒例のイベントとなっている鈴鹿ファン感謝デー。今年は両日とも好天に恵まれ、鈴鹿サーキットによれば4日(土)に2万6500人、5日(日)に3万2000人が来場したということだ。
今年はF1チャンピオンのミカ・ハッキネンが16年ぶりに来場し、ジャン・アレジとジュリアーノ・アレジ親子、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するピエール・ガスリーやフェリックス・ロゼンクビスト、そして国内トップドライバーらも登場して会場を沸かせた。
マシンでは、スーパーGT500クラスや鈴鹿8時間耐久ロードレースの新型車両が登場。特にレクサス、ホンダ、ニッサンの新型GT500マシンが国内で一斉に走行するのは今回が初めてということもあり、デモ走行には多くのファンから熱い視線が送られた。
プログラムでは、アレジ親子によるフェラーリ対決や中嶋一貴と小林可夢偉による『世界の頂点を知るトップドライバー対決』、毎年恒例の中嶋悟と星野一義による『永遠のライバル対決』などが行われた。都合によりデモ走行に切り替えられたプログラムもあったが、実戦さながらの走りを披露している。
また、ティレル019やフェラーリF187、フェラーリ248 F1、ホンダRC142といったレジェンドマシンも数多く登場したほか、サーキットの各所でサイン会やトークショーなども実施。ピット・グリッドウォークにも多くのファンが詰めかけた。
2日間の締めくくりには二輪/四輪を問わず、今年のファン感謝デーで走行したマシンが集結してのパレードランも開催。ドライバーやライダーたちはパッシングや手を振るなどしてファンの声援に応えながら、コースを1周してホームストレート上に集結した。
その後、イベントに登場したドライバーやライダー、チームスタッフらがグランドスタンドに向き直ってファンに挨拶。大きな拍手のなか、2日間のファン感謝デーは幕を閉じた。