日本の夫婦問題のひとつ、セックスレス。妻が夫を拒否するパターンもあるが、夫が妻に性的な関心を持てなくなったというパターンも多いと聞く。
昨年6月にある男性が発言小町に投稿し、いまだに「男性から発信するトピ」ランキングでアクセス数3位(3月1日時点)のトピックのタイトルは「妻を女として見れなくなりました」というもの。
ネットに投稿するぐらいだから、結構切実なのだろう。しかし内容を読んで驚いた。妻を女として見られなくなったきっかけが、「Tシャツに下着という姿で風呂掃除をしていたから」なのだそうだ。(文:みゆくらけん)
「ちっちゃい男」「デリケート過ぎて呆れる」
仕事の途中でたまたま一時帰宅した際に目撃したという投稿者。奥さんに「なんでそんなにだらしない恰好をしているんだ?」と問い詰めると、「このほうが掃除しやすい、下を履いていると濡れてしまうから」と答えたという。投稿者は
「まだ妻はぎりぎり20代です、それなのに女を捨てたようなはしたない姿を晒していたことがとてもショックです」
と訴える。奥さんは子どもを持ってからも身なりを整え女性らしくしていたというが、「そんな妻に騙された気分」なんだとか。
「あれ以来、妻と行為をする気にもなれませんし、隣にいるだけでも気分が悪いです。これは離婚事由になり、妻から慰謝料を貰える案件になるでしょうか?友人に相談したところ、女を捨て過ぎだと言ってました」
投稿者は離婚まで考えているようだ。この投稿に対し、集まったコメントは「とんでもないモンスター夫!」「ちっちゃい男」「デリケート過ぎて呆れる」と散々ないわれ様。
服装がちょっと変だったのは下半身が水に濡れるから、という合理的な理由があったからで、奥さんはまじめに家事労働をしていただけだという声が多い。実際に同じような(またはそれ以下の)格好で風呂掃除しているという人も多く、
「私も風呂掃除のときは、スカートの裾をパンツに突っ込んでいますが、何か?漂白剤を使う時は、さらにシャンプーキャップにゴーグルを付けますが、何か?」
「私なんかお風呂入る時、パンツ脱いでお尻丸出しで浴室に行く」
という声も多々あった。投稿者は女性への幻想が大きすぎるという指摘もあり、
「トピ主はいくつかな?女の子はウ○コもオナラもしない、ぬいぐるみとお花と可愛いスイーツが好きなんだろうと思い込んでいる中学生みたい」
とコメントした人は、「女性にどんな夢を持っているのか知らんけど、そんな程度の事で『女を捨てすぎ』ってアホらしくて大笑い」したという。また、「家事の大変さナメんな」という意見も多く、
「掃除と格闘している時に、勝手に帰ってきて『女を捨てた』とか、バカ言ってんじゃねーよ」
という怒りの声も。筆者的にも「その通り!」としか言いようがない。てか、Tシャツ&パンツ程度でこんなんだったら、オナラなんかしちゃったらどうなるのか。そんな緊張した生活、絶対イヤ。
「妻にいつまでも興奮してる夫はある意味変態」か
しかし、「トピ主の言いたいことわかる」という声もチラホラあり、「男性から見ると、そういう姿は女性としてプラスではないのは事実」とはまだ優しいほうで、
「(奥さんは)間違いなく育ちが悪いというか、下品」
「明らかに奥さんがおかしい」
「女に幻想を抱いているわけではなく、人としてどうなのというレベルの話」
という意見も。マジか。厳し過ぎやしません?
それにしても、この投稿へのアクセス・コメントがいまだに止まらないのは、セックスレスや「女として見てもらえない問題(見られない問題)」に悩んだり思うところがある人がそれだけ多いからだろう(関心がなければ開かないですよね)。
最近思うが、寝食を共にする夫婦がその生活の中で、いつまでもオスメス的にウェイウェイやるのは非常に難しいことだ。マツコ・デラックスも「妻にいつまでも興奮してる夫はある意味変態」みたいなことを本に書いていたが、同じ相手に欲情し続けることができるのって、「才能」みたいなものなのかも。そう考えたら、ビックダディはその才能に秀でているもいえる。