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トランプ大統領、シュワの番組降板を揶揄 「低視聴率ゆえのクビだ」

2017年03月05日 13:13  Techinsight Japan

Techinsight Japan

大統領になってもブレないトランプ氏(出典:https://www.instagram.com/realdonaldtrump)
かつて人気番組『The Apprentice』を担当していたドナルド・トランプ米大統領。後任として人気アクション俳優アーノルド・シュワルツェネッガーが引き継いだものの視聴率が低迷し、シュワはシーズン1の放映終了をもって「番組を降ります」「この障害のない番組であれば、またぜひ皆さんと一緒に働きたい」と大統領を暗に批判して話題になった。しかしこれに、トランプ大統領は腹に据えかねたもよう。いつも通り皮肉をタップリこめ、Twitterにて「クビになっただけ」とシュワをメッタ斬った。

『The New Celebrity Apprentice』のホストとなり健闘したものの、残念ながら期待されたほどの視聴率は記録できぬままシーズン1を終えることになったアーノルド・シュワルツェネッガー。そのシュワが先日、米メディアに対してこのような声明を発表した。

「NBCでの仕事は、楽しかった。」
「(出演してくれた)セレブ達、クルー、マーケティング部の皆さん、全員が満点でしたし、この障害のない番組でなら、また皆さんと一緒に働きたいと思っています。」

この“障害”が何かにつき明らかな説明は避けたものの、これは明らかにドナルド・トランプ大統領のこと。というのも大統領は「超ビッグスターを雇い私のホスト役を引き継がせたというのに、あんな結果(低視聴率)になったわけだ」「散々な結果ってことさ」「もし良ければ、私はシュワルツェネッガーのために祈りたいと思う。視聴率のためにもね」などと公の場でシュワをコケにし、シュワを激怒させていたのだ。

その大統領が、今度は自身のTwitterに「シュワは自ら降板したんじゃない。視聴率が悲惨でクビになったのさ。私がクビにしたんじゃないぞ。偉大なショーの、悲しい終わりだな」と記してシュワを挑発。これを受けたシュワは、大統領のツイートをリツイートしてこう綴ったのだ。

「あなたは、新しいジョークライター、それに事実を確認する人間を雇うことを考えるべきだ。」

シュワは過去にもトランプ大統領の悪しきイメージの影響に言及し、「おかげで、番組のスポンサーなどとして関わることも嫌がる人が多い」などと語っていた。この2人の関係は悪くなるばかりだが、それにしても大国の大統領がTV番組の視聴率につき世界に向けてツイートするとは信じがたい事態であろう。

出典:https://www.instagram.com/realdonaldtrump
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)