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S字アウト側D席がグッと近くなる!『S字トンネル』が鈴鹿ファン感からオープン

2017年03月05日 12:52  AUTOSPORT web

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S字トンネルの入口。パドック側からSMSCそばを通ってすぐだ。
3月4日から鈴鹿サーキットで行われているモータースポーツファン感謝デー。この週末から、S字アウト側のスタンドにアクセスできる『S字トンネル』が一般ファン向けに開放された。

 このトンネルは、S字ひとつめあたりの地下にある。これまでは主にカメラマン等、関係者しか入れないトンネルだったが、今回のモータースポーツファン感謝デーから、一般のファンにも開放された。

 これまでグランドスタンド裏のGPスクエアからS字アウト側の『D席』に行くためには、コースのアウト側を歩いて1コーナーの外側をまわるか、最終コーナー側のトンネルでメインストレート、ダンロップコーナー下部をくぐっていくかのふた通りしかなかった。1コーナー側から行くと1500mほど、ダンロップコーナー側から行くと900mほど距離があった。

 しかし、このS字トンネルの開通により、GPスクエアからパドックに行くトンネルをくぐり、センターハウスに抜けてからわずか270mでD席に到達できることになった。時間としては大幅な短縮で、距離としてはなんと1/6とのこと。ファンからの要望に応えた待望のオープンとなる。

 これまでメディアだけが使っていたころのS字トンネルは、常に雨水が溜まっていて泥もあるような状況だったが、開放されるにあたってきれいに整備されており、さっそく多くのファンが通過していた。

 S字トンネルはF1日本グランプリでは使用できないものの、スーパーフォーミュラやスーパーGT、スーパー耐久、鈴鹿8耐等のイベントで使用可能だ。コーナリングマシンの実力を見るのにS字はうってつけ。鈴鹿に行った際はぜひ使ってみよう。なお、階段があるため車椅子、ベビーカーでは通行できないのでご注意を。