帰りが遅くなったり疲れていたりして、1日くらい入浴しなかった経験は誰しもあると思う。汗をかきにくい冬場であれば、1日、2日お風呂に入らなくてもなんとかなるかもしれない。だが、いくらなんでも1週間お風呂に入らないのはいかがなものか。
はてな匿名ダイアリーには2月中旬、「1週間風呂入ってないけど、なんとかなる」という投稿が寄せられた。投稿者は、
「これ豆な(編注:豆知識)」
としたり顔だ。
入浴せずに3日過ごしたら、同僚からニオイNGが出た
当然ながらはてなブックマークでは突っ込みの嵐だ。
「くさそう」
「公害レベル」
「『なんとかなる』のハードル低すぎだろ」
本人はなんとかなると思い込んでいるが、1週間もお風呂に入らないで過ごせば、垢がたまって汗臭い状態にあるのは容易に想像できる。髪を洗わなければ、頭皮からの嫌なニオイを発するため、周りにいる人はいい迷惑だ。そのため、
「なんとかなっているかはまわりが判断するんだぜ、これ豆な」
「個人的にはなんとかなるけど、社会的にはなんとかなっていないと思う」
という指摘が見られる。
数日間お風呂に入らないとどうなるのだろうか。職場で缶詰状態で仕事をしていたという人物は、3日目で同僚からニオイNGが出たというエピソードを書いている。
50人に1人は週1回しかお風呂に
一方で、「昔はこういうのが普通だったんだよな… 」という投稿もある。さすがに1週間は普通ではなさそうだが、現在のように毎日入浴するのが当たり前になった歴史は浅い。
バスクリンのHPにある「入浴の歴史 日本編」によると、銭湯から内風呂が一般的になったのは高度経済成長期のこと。風呂付の団地が大量に建てられたことが理由だという。わざわざ銭湯に行かなくても自宅で入浴できれば、入浴する頻度が上がるのは当然だろう。
中央調査社が2005年に発表した「入浴に関する世論調査」を見ると、「平均して、週に何回くらいお風呂に入りますか」という質問に対し、「毎日」という回答が75.5%と最多だった。「週に3~4回」(8.1%)、「週に5~6回」(7.3%)など、毎日入らない人はいるものの、「週に1回」という回答は、わずかに2.0%だ。逆に50人に1人は週1ともいえるが……。
1週間お風呂に入らなくても、本人は「なんとかなる」だろう。しかし、周りの人からすれば「なんとかしてほしい」ことではある。