3月、そろそろ街中で華やかな袴姿やスーツ姿の大学生を見かける時期だ。音楽配信サービスを提供するレコチョクは3日、「現役大学生に聞いた!『あなたにとっての卒業ソングといえば?』」という調査の結果を発表した。
この調査は2月1~16日、現役大学生220人(男性109人、女子111人)を対象に行った。90年代生まれの大学生は「卒業ソング」にどんな曲を選ぶのだろうか。
いきものがかりとEXILEも上位に入る
1位「3月9日」レミオロメン(2004年3月9日発売)
2位「YELL」いきものがかり(2009年9月23日発売)
3位「道」EXILE (2007年2月14日発売)
4位「旅立ちの日に」合唱曲(1991年2月下旬発売)
5位「卒業写真」荒井由実(1975年6月20日発売)
圧倒的な獲得票数を得て、レミオロメン「3月9日」が堂々の1位。現在は活動を休止しているが、メンバー三人の共通の友人の結婚式を祝うために作られたという楽曲だ。しかし歌詞の内容などから卒業式でも歌われるようになり、卒業ソングの代表曲とも言える楽曲となっている。
2位、3位には同じく2000年代にリリースされた「YELL」「道」がランクイン。今やJ-POPを卒業式の合唱曲に起用するのも珍しくなく、むしろ式終盤の合唱で歌われる定番ソングとなっているようだ。5位の「卒業写真」は1970年代の曲だが、音楽の教科書に載っており、若い世代にも親しまれている。また4位は合唱曲「旅立ちの日に」。オーソドックスだからこそ、歌い継がれ愛されている曲だと分かる結果となった。
30代社会人では「SEED」や「尾崎豊」がランクイン
一方、30代社会人が選ぶ「卒業ソング」は以下の通り。
1位「卒業写真」荒井由実(1975年6月20日発売)
2位「3月9日」レミオロメン(2004年3月9日発売)
3位「卒業」尾崎豊(1985年1月21日発売)
4位「my graduation」SPEED(1998年2月18日発売)
5位「贈る言葉」海援隊(1979年11月1日発売)
第1位は、30代が生まれていない1975年にリリースされた「卒業写真」。また大学生が選んだランキング1位の「3月9日」もランクインしている。これらの楽曲は世代を問わず人気が高いことが明らかになった。
どちらのランキング上位にも、それらの楽曲と世代の特徴が表れている曲が入っている。音楽は世代を反映するというが、とても顕著に出た興味深い結果になった。