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中須賀克行、全日本ロード6連覇目指す。ヤマハ、2017年の国内2輪活動体制を発表

2017年03月03日 16:22  AUTOSPORT web

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発表会の様子
ヤマハは3月3日、都内でモータースポーツ活動計画発表会を開催し、2017年の国内2輪モータースポーツの参戦体制を発表した。

 ヤマハは16年シーズン、全日本ロードレース選手権(JRR)の最高峰クラス、JSB1000で中須賀克行が前人未踏の5連覇を成し遂げ、鈴鹿8時間耐久ロードレースでは中須賀、ポル・エスパルガロ、アレックス・ロウズの3人で2連覇を果たしている。

 発表会ではJRR、全日本モトクロス選手権(JMX)、全日本トライアル選手権(JTR)の3カテゴリーへの参戦体制を発表。そのすべてにファクトリーチームを投入するという。

 JRRのJSB1000には昨年に引き続きファクトリーチーム『ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム』と若手育成を担うユースチーム『YAMALUBEレーシング・チーム』が参戦する。

 ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームは、2台体制で、ライダーは中須賀と野左根航汰のふたり。ファクトリー仕様の『YZF-R1』で中須賀は6連覇を、野左根は初優勝を目指していく。

 なお、野左根は世界耐久選手権(EWC)に第2戦ル・マン24時間耐久レースからレギュラーライダーとしてフル参戦するが、JRRとEWCとは日程がバッティングしていないため、両シリーズに並行して参戦するという。

 ユースチームの『YAMALUBEレーシング・チーム』は藤田拓哉を継続起用。藤田はユースチームからファクトリーチームへのステップアップを目指す。

 JMXでは、ファクトリーチームの『ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム』がIA1クラスとIA2クラスに参戦。IA1クラスには平田優を起用し、ファクトリーマシンの『YZ450FM』とともにチャンピオン獲得に挑む。IA2クラスには渡辺祐介を起用。使用する車両はファクトリーマシンの『YZ250FM』だ。

 JTRでは、IASクラスにファクトリーチームの『ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム』が参戦。黒山健一を起用し、チャンピオン奪還を目指す。マシンは昨年デビューしたファクトリーマシン『TYS250Fi』となる。

 サテライトチームなど、そのほかのヤマハ系チームの参戦体制は以下の通り。

■全日本ロードレース選手権(JSB1000)
チーム名/マシン/ライダー
HITMAN RC 甲子園ヤマハ/YZF-R1/中冨伸一
GBSレーシング・ヤマハ/YZF-R1/近藤湧也
Webikeチームノリックヤマハ/YZF-R1/上和田拓海

■全日本ロードレース選手権(J-GP2)
チーム名/マシン/ライダー
ヤマハ・タイランド・レーシング・チーム/YZF-R6/ケミン・クボ

■全日本ロードレース選手権(ST600)
チーム名/マシン/ライダー
伊藤レーシングGMDスズカ/YZF-R6/前田恵助
AKENO・SPEED・ヤマハ/YZF-R6/中村勇祐
AKENO・SPEED・ヤマハ/YZF-R6/南本宗一郎
GBSレーシング・ヤマハ/YZF-R6/名越公助

■全日本モトクロス選手権(IA2)
チーム名/マシン/ライダー
フライングドルフィン・サイセイ/YZ250F/岡野聖
フライングドルフィン・サイセイ/YZ250F/浅井亮太
レーシングチーム鷹/YZ250F/西垣魁星
レーシングチーム鷹/YZ250F/町田旺郷
チーム・エム:ファクトリー/YZ250F/鳥谷部晃汰
チーム・エム:ファクトリー/YZ250F/笠原氷河
チームKOH-Z/YZ250F/大倉由揮

■全日本モトクロス選手権(Lady’s Class)
チーム名/マシン/ライダー
名阪レーシング/YZ85LW/安原さや
チームKOH-Z/YZ85LW/本田七海