アウトモビリ・ランボルギーニは、3月9日からスタートするジュネーブショーで公式発表されるランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテが、2016年10月5日にニュルブルクリンク北コースで、市販されるスーパースポーツとして最速となる6分52秒01をマークしたと発表した。
ウラカン・ペルフォルマンテは、ランボルギーニによれば空力性能および軽量工学における革新技術を採用しており、進化したパワープラント、四輪駆動方式、ランボルギーニ・ピアッタフォルマ・イネルツィアーレおよび専用のセットアップとともに、究極のトラックパフォーマンスと魅力あふれるダイナミックなドライブ体験を実現しているという。
その能力を証明するべく、10月5日にウラカン・ペルフォルマンテがニュルブルクリンク・ノルドシュライフェに持ち込まれ、アタックが行われた。当日は“リング”でのオープンセッション終了後、17時にトラックをクローズ。ランボルギーニをのぞく他のブランドが退場しトラックチェックが終了すると、アタックがスタートした。
ステアリングを握ったのは、2015年にもニュルブルクリンクでアヴェンタドールSVを走らせ、7分を切るラップタイムを記録したランボルギーニのテストドライバー、マルコ・マペリ。研究開発を担当したエンジニアや技術者やドライバーといったランボルギーニ・チーム、そしてアウトモビリ・ランボルギーニの会長兼CEOであるステファノ・ドメニカリや研究開発部門取締役マウリツィオ・レッジャーニらが見守るなかでの走行となった。
記録されたタイムは6分52秒01。ポルシェ918スパイダー等の記録を打ち破るもので、ランボルギーニは「市販されるスーパー・スポーツカーとしては史上最速」としている。
「衝撃的かつ感動的な瞬間だった」と語るのはドメニカリ。
「このモデルの開発段階で、マウリツィオ・レッジャーニとウラカン・ペルフォルマンテの優れた技術力および性能があれば、ノルトシュライフェで7分を切るどころか、最速タイムも狙えるだろうと話をしていたんだ」
「当日の天候やノルトシュライフェの使用可否が気がかりだったが、なんとしてでもペルフォルマンテの発表前にニュルブルクリンクで勝利を収めたいと思っていた。最終的に、私たちは最速タイムを更新しただけでなく、数秒もの差をつけて勝利したんだ!」
「今回の成果は、ペルフォルマンテの研究開発に携わったチーム全員によるものだ。彼らのキャリアにおける決定的な瞬間として、永遠に記憶に刻まれることだろう」