バルセロナでの第1回F1合同テスト4日目最終日、メルセデスにトラブルが発生、ルイス・ハミルトンが走行を取りやめた。
2日はピレリのウエットタイヤテストのため、人工的にウエットコンディションに変えられた路面で走行がスタート。しかし午前中の担当を予定していたハミルトンは、電気系のトラブルのため、コースに出ずに終わった。
前夜、ウエットタイヤのテストをするのが気が進まない様子だったハミルトンが、仮病を使おうかというジョークを言ったと伝えられており、そのためか、ハミルトンはSNSを通じて走行を取りやめた事情を説明した。
「電気系の不具合が起きて、今朝はずっとガレージで過ごすことになった。だから今日は走らないという決断をチームと一緒に下した。学べることはさほどないだろうからだ」とハミルトン。
「走れなくて残念だよ。でもこの数日はとてもうまくいった。チームの皆が素晴らしい仕事をしてくれたんだ。来週また走るのが楽しみだ」
水曜夜、ハミルトンはウエットタイヤのテストについて次のように話していたと、ロイターが伝えている。
「明日はウエットタイヤのテストだって聞いた。楽しみとは言えないな」
「(先週)シルバーストンでデモンストレーション用ウエットタイヤで走ったけど、あまりいい感じじゃなかった。朝、肉離れが起きたふりをして、バルテリに乗ってもらおうかな」
実際、ボッタスが午前セッション終了の1時間前からコースインし、9周を走行。午後にも引き続き走りこみ、合計68周を走ったが、セッション終盤、データに異常らしきものが見つかったため、走行を切り上げた。ボッタスはソフトタイヤで出した1分23秒443で全体の8位だった。