バルセロナF1合同テスト4日目最終日、フェラーリのキミ・ライコネンはトップタイムを記録、ここまでのテストの流れには満足していると語った。
2日、ピレリが今年初のウエット&インターミディエイトタイヤのテストの機会を提供、人工ウエットコンディションからドライへと変化するなかで走行が行われた。
ライコネンは午前のセッションでトップ。午後にはソフトタイヤで1分20秒872のタイムを記録、2位のレッドブルを駆るマックス・フェルスタッペンを大きく引き離してこの日のトップとなった。
4日間のテストのなかで2回トップタイムを記録し、フェラーリは好調と見られているが、ライコネンはライバルたちとの位置関係はまだ分からないと慎重な発言をしている。
「僕らは毎年大きな期待を抱いている。でもシーズン最後にどういう結果が出るのかは、今の段階では予想できない」とライコネン。
「ここ数年のシーズンから学習した。チームは冬の間、とてもいい仕事をしてくれたと思う。でもそれが十分なのかどうかは、シーズンのなかで見ていくしかない」
「今のところ、いい感触を持っている。不満を言うようなことはそれほどない」
「去年と比べるとずっと感触がいい。でもそれは(新しい)規則のおかげなんだ」
「他のチームが何をしているのかについても、ラップタイムについても、全く気にしていなかった。今の段階では意味がないからね」
「自分たちのことに集中しているんだ。ここまでの成り行きには満足している」
「規則が変わったことが、マシンの感触とか速さとかに大きく影響している。新規則によってマシンのフィーリングがよくなっているはずだから、これまでのマシンと比べることはできない」
「タイトルを争えるだけのいいマシンになるのかどうかは、シーズンのなかで見ていく。でもテストの流れに関しては満足しているよ」