2016年、メルセデスからDTMドイツツーリングカー選手権に参戦したダニエル・ジュンカデラがブランパンGTシリーズに参戦する。
12年にヨーロピアンF3でタイトルを獲得し、その後DTMへ参戦を開始したジュンカデラ。しかし17年はメルセデスがDTMへの参戦台数を削減することに伴い、シートを喪失していた。
そんなジュンカデラがブランパンGTを戦うオートスポート・プロモーション(ASP)に加入。メルセデスAMG GT3でスプリント/エンデュランスの両シリーズへ参戦する。
スプリントカップでチームメイトを組むのはイギリスF3でチャンピオンに輝いたほか、インディ・ライツで優勝経験もあるフェリックス・セラレス。エンデュランスカップでは、ここにASPのレギュラードライバー、トリスタン・ボーチェが加わる。
「過渡期とも呼べる2017年シーズンに、最高のチャンスを手に入れた」とジュンカデラ。
「去年は厳しいシーズンで、何ひとつうまく行かなかった。一度、気持ちをリセットして、全力で取り組むつもりだ」
「ブランパンGTの両シリーズへ参戦することは魅力的な提案だったし、どちらでもポテンシャルを発揮できると思う」
「僕の目標は両シリーズでタイトル争いをすること。そのための武器は揃っているから、気持ちに余裕があるよ」
ジュンカデラが所属するASPは今年もAKKAテクノロジーズのスポンサードを受けAKKA ASPとしてシリーズへ参戦する。昨年はメルセデスAMG GT3とフェラーリF458 GTEを走らせていたが、今年はメルセデスに一本化。4台体制で挑むことになる。
なお、DTMプログラムからは離脱したジュンカデラだが、メルセデスとのワークス契約は継続。5月に行われるニュルブルクリンク24時間耐久レースには参戦する予定だ。