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ビートたけし×山田孝之のテレ東ドラマ『破獄』に松重豊、寺島進、橋爪功ら

2017年03月03日 11:12  CINRA.NET

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『テレビ東京 ドラマ特別企画「破獄」』 ©テレビ東京
ドラマ『破獄』の放送日が4月12日に決定。あわせて追加キャストが発表された。

テレビ東京系で放送される『破獄』は、戦中から戦後期にかけて4度の脱獄をした無期刑囚を描いた吉村昭の同名小説が原作。脱獄阻止のエキスパートである看守部長・浦田進と、緻密な計画や強靭な体力を武器に脱獄を繰り返す無期懲役囚・佐久間清太郎の奇妙な共生関係と長い戦いを描く。浦田役をビートたけし、佐久間役を山田孝之が演じることがこれまでにわかっていた。

今回出演が明らかになったのは、小菅刑務所の所長・大田坂洋役の松重豊、札幌刑務所の所長・仁科久役の寺島進、通訳・田島公平役の渡辺いっけい、網走刑務所の看守部長・泉吾郎役の勝村政信、同所の専任看守・藤原吉太役の池内博之、看守・野本金之助役の中村蒼、所長・貫井千吉役の橋爪功ら。女優陣は後日発表される。

また同作の題字を書道家の武田双雲が手掛けていることも発表。題字はビートたけしがすった墨を使って武田が描いたもので、『たけしのニッポンのミカタ!』に武田が出演した際にたけしの依頼によって実現したという。

■橋爪功のコメント
私、吉村昭さんの大ファンでありまして、以前といってもかなり昔ですが、32年前に放送したドラマ「破獄」を観て圧倒されたことを何故か昨日のことのように覚えています。
その後、やはり吉村さん原作の「海も暮れきる」というドラマに尾崎放哉役で出演し、その作品もやはり強烈な思い出として私の中に残っています。とても稀有なことです。
何度かお酒のお供をし、たくさんのお話しを伺い、ご自宅にも押しかけた私に、今回「破獄」出演のオファーがありました。断るわけがありません。完成した作品はまだ観ていませんが、撮影中私の耳には吉村さんの物静かな声がずっと聞こえていました。もう1度お酒を飲みながらこの作品を一緒に観られたらどんなにいいかと些か感傷にふけってしまいました。
今回たけしさんも山田君もまさにドンピシャの配役で今から出来上がりをわくわくしながら待ち望んでいます。

■松重豊のコメント
監督と役者、役者と役者、どちらの関係においてもたけしさんとのお仕事は刺激的で、役者というお仕事の原点に還るひとときでした。

■寺島進のコメント
たけしさんとの共演は久々で、とても良い緊張感で撮影をやらせていただきました。

■渡辺いっけいのコメント
僕が演じる日系人通訳は非常にクレバーな性格という設定なんですが、たけしさん演じる主人公が米軍の将校にしっかりと自分の意見をぶつけ始めるので、かなり慌てる事になります。状況設定も含め、興味深い役どころでした。
個人的には、たけしさんと山田君のシーンが楽しみでしょうがないです。山田君がこの囚人役をどう演じるのか、たけしさんがそれをどう受け止めていくのか、非常に興味深いです。

■勝村政信のコメント
看守という役を演じることはなかなかありません。時代や、地方独特の考え方もあり、監督の要望で、軍人に近いキャラになりました。あまり演じたことのない苦手な役だったので、新鮮ではありました。
破獄ですから、やはり山田くんが演じた複雑で強靭な役柄でしょう。その脱獄犯と、たけしさん演じる看守長との奇妙な関係が、不思議で非常に面白いです。僕らも実際に最強寒波が来ていた、網走の牢獄でロケを敢行しました。その臨場感も是非観ていただきたいです。

■池内博之のコメント
看守役というのは初めて演じました。
実際、網走監獄での暮らし、仕事というのは、当時の時代背景の中では、非常に大変だったと思います。
この作品で破獄する佐久間、それに翻弄されていく看守達、佐久間と浦田との深い絆、佐久間がどのように脱獄したのかにも注目して観て頂ければと思います。

■中村蒼のコメント
どのシーンも緊張感が漂っていてとても刺激的な空気感の中お芝居することが出来ました。
僕の演じた野本という人間は佐久間に翻弄されていきます。
たけしさんと山田さんと面と向かってがっつりお芝居をさせてもらえてとても光栄でした。登場人物のみんなが、その時代に必死に生きて闘っています。そんな力強い姿を見てきっと明日を生きる力を貰えると思います。