4月3日から放送されるNHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』の主題歌を桑田佳祐が担当することがわかった。
『ひよっこ』は日本の高度経済成長期を支え、「金の卵」と呼ばれた若年労働者をモチーフにした作品で、地方から集団就職で上京した主人公・谷田部みね子の成長を描く物語。主演を有村架純が務めるほか、共演者には沢村一樹、木村佳乃、古谷一行、峯田和伸(銀杏BOYZ)らが名を連ねる。
主題歌に起用されたのは桑田の新曲“若い広場”。現時点ではタイトル以外の詳細は明かされていない。
NHKのドラマに初めて楽曲を提供する桑田は同曲について「『ひよっこ』は1964年を舞台に始まる物語ということで、自然と自分自身の人生を今一度辿っていくような感覚とともに、夢と希望に溢れた日本の未来に思いを馳せながら、歌詞を綴りました」とコメント。
主演の有村は「ゆったりとした曲調が、1960年代から始まるこの物語をフワーッと想像させてくれて、暖色系の明かりが自分を包み込んでくれているような、そんな感覚になりました」と同曲を聞いた感想を明かしているほか、番組の制作統括を手掛けるNHKの菓子浩は「初めて聴いた瞬間から、この歌に魅了されています。どこか懐かしくて、あったかい。昭和の情景や、人々の躍動感が、ありありと目の前に浮かびあがります」とのコメントを寄せている。
■桑田佳祐のコメント
この度は主題歌のお話を頂戴し身に余る光栄でございます。『ひよっこ』は1964年を舞台に始まる物語ということで、自然と自分自身の人生を今一度辿っていくような感覚とともに、夢と希望に溢れた日本の未来に思いを馳せながら、歌詞を綴りました。古き良き日本の情感のようなものも、あわせて感じていただけますと幸いです。ドラマとともに、この楽曲も、ぜひともみなさまにお楽しみいただければと思います。
■有村架純のコメント
ゆったりとした曲調が、1960年代から始まるこの物語をフワーッと想像させてくれて、暖色系の明かりが自分を包み込んでくれているような、そんな感覚になりました。
どこかしら懐かしく感じるメロディーと桑田さんの歌声は、暖かくてとても心地よく、聴き入ってしまいます。放送を楽しみにしていて下さい。
■菓子浩(NHK)のコメント
憧れの桑田佳祐さんに主題歌を作っていただけるなんて!何だかすごい事が起きている気がして興奮しています。そして、初めて聴いた瞬間から、この歌に魅了されています。どこか懐かしくて、あったかい。昭和の情景や、人々の躍動感が、ありありと目の前に浮かびあがります。
『ひよっこ』が描く1960年~70年代は、歌謡曲の黄金期。みんなで同じ歌を歌って、みんなが同じ気持ちになれた時代でした。長年、第一線を走り続け、幅広い世代をとりこにしてきた桑田さんだからこそ、そんな時代の息吹とドラマの目指すものを確かに歌に込めていただけたと感激しています。最高の宝物をいただきました!