2017年03月03日 07:03 リアルサウンド
神木隆之介が主演を務める映画『3月のライオン』より、有村架純の新場面写真が公開された。
本作は、羽海野チカの同名コミックを『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督が映画化した人間ドラマ。深い孤独を抱えてすがるように将棋に打ち込んでいた、17歳のプロ棋士・桐山零と彼をめぐる人々が、それぞれの闘いへと突き進む姿を描き出す。
有村が本作で演じるのは、両親と妹を交通事故で亡くした桐山零が、引き取られることになる幸田家の長女・香子。公開された場面写真には、初の悪女役に挑んだ有村が、神木演じる零の隣でセクシーなランジェリーに身を包み、憂いのある表情を浮かべた様子が捉えられている。
メガホンを取った大友監督は、「有村さんは、香子の大切な感情をちゃんと捕まえてくれました。基本は親の愛情が違う方向へ向いていくのを横目で見ていた子供の“寂しさ”ですね。零とは血の繋がっていない姉弟だから、危うい関係性がにじみ出ることを期待したのですが、その点もとてもバランスがよかった」と有村を称賛。また、父の弟弟子であるプロ棋士の後藤(伊藤英明)を好きになり、微妙な関係を続けている香子について、「後藤の表面的な強さとは裏腹の弱さを許容している部分も描きたかったので、原作のイメージよりもう少し大人の女性に作り上げました」と原作との違いを語っている。(リアルサウンド編集部)