スーパーカーレースシリーズ(SCR)を運営するSCR・JAPANは、2017年のレーススケジュールを発表した。
SCRはGT3カテゴリーをメインに、GT4やワンメイクカップカー等が出場できるレースとして2013年に開幕。今年でシリーズ4年目を迎える。
17年はメインスポンサーに『CAR GUY』を迎え、全2大会4レースの開催となる。開幕戦となる第1戦、第2戦は4月15日~16日に富士スピードウェイで開催。第3戦、第4戦は9月16日~17日に同じく富士スピードウェイで開催される。
メインスポンサーの『CARGUY』は、スーパーカーを活用してさまざまな活動を行っているエンターテイメント集団。クルマを通してひとりでも多くの人と出会い、クルマの持つまったく新しい世界観を創出することをコンセプトに活動している。これまでランボルギーニやフェラーリでの雪上走行やレーシングカーで教習所を走行するなど、スーパーカーを使ったさまざまな挑戦が行われている。
レースフォーマット面ではレース時間が変更される。昨年の1レース30分間制からレース1が40分、レース2が50分、合わせて90分と30分延長される。2デー開催で、1日目に予選と第1レース、2日目に第2レースといったスケジュールに変更はない。
参加できる車両のクラス区分も大きく変更された。
昨年はFIA-GT3車両により争われるクラスⅠを頂点に、ポルシェ991 Cupやフェラーリ458 ChallengeなどのカップカーがエントリーできるクラスⅡ、ポルシェ996 Cupやフェラーリ430などGTC車両が参加するクラスⅢ、GT4規定に則ったマシンが争うクラスⅣの4区分に分かれていた。
今年は最上位クラスのプレミアムクラスが新設された。フェラーリFXX Kやパガーニ・ゾンダ、マセラティMC12、ブガッティ ビジョン グランツーリスモといったサーキット専用のスーパーカ―が参戦する。こういったマシンが公式戦に参加できるのは世界初のこと。
また、FIA-GT3車両により争われるクラスⅠはGT3クラスに名称が変更に。そのほか、カップカーで争われるクラスⅡはカップ1クラス、GTC車両で争うクラスⅢはカップ2クラス、GT4規定に則ったマシンで争うクラスⅣはGT4/N1クラスに変更され、全5区分に分かれる。
なお、車両レギュレーションはGT3を含む全クラスのBoP(性能調整)は行われず、マシン本来のスペックでガチンコ勝負がくりひろげられる。