2代目となりボディサイズを大幅に拡大、BセグメントからCセグメントに成長を果たした新型『ミニ・クロスオーバー』が登場。本日、3月2日からデリバリー開始となった。
2011年登場の初代は、WRC世界ラリー選手権ではプロドライブがWRカーのベースとして使用、ラリーレイドの最高峰ダカールラリーでは、X-RAIDがベース車にするなど、モータースポーツ・ベース車として大活躍を演じた。
今回の2代目は、先にデビューしているBMWの新世代FFプラットフォームを使用した『クラブマン』などと同じく、ボディサイズが大幅に拡大。先代モデルと比べ全長が195mm、全幅が30mm、全高が45mmサイズアップし、これによりリヤシートを中心に室内空間が広くなり、快適性が飛躍的に高められた。
さらにトランク容量は先代モデルよりも100リッター拡大の450リッターを実現。トランクスペースと快適性を最適化させるため、3度のバックレストの角度調整が可能となっている。
また、機能性を向上させる装備として折り畳んでラゲッジ・スペース下部に収納できる「ピクニックベンチ」や、両手がふさがっていても足を車両の下に出すことにより、リヤのトランクリッドを開けることが可能な「イージー・オープナー機能」を備えるなど、BMWの言うプレミアム・コンパクトSAVに相応しい仕上がりとなっている。
この2代目は、パワートレインにも特徴が与えられており、本国で搭載するガソリン直噴ターボは導入せず、日本市場にはクリーンディーゼルと、秋口に登場予定のプラグインハイブリッドの2種が導入される。
最高出力150ps、最大トルク330Nmを発揮するこのディーゼルも最新世代として進化を果たしており、先代比で約37%も燃費効率が改善。8速ATとの組み合わせで、JC08モードで21.3km/リッターを誇っている(クーパーSDの190ps版は20.8km/リッター)。
最高出力136ps、最大トルク220Nmを発揮する3気筒1.5リッターの直噴ガソリンターボに、最大出力88ps、最大トルク165Nmの電気モーターが組み合わされた4輪駆動となるプラグインハイブリッド・モデルは、6速ATと組み合わされエンジンで前輪を、電気モーターで後輪を駆動し悪路での走破性のみならず停止状態からの加速性能、高速走行時の安定した動力伝達と高い効率を実現している。
後部座席の下に収められた容量7.6kWhのリチウム・イオン・バッテリーにより、最高時速125km、最長距離約40kmをモーターのみで走行可能。200V電源の利用で空状態から約3時間での満充電が可能となる。
クリーンディーゼル搭載モデルの価格は386万~483万円。2017年第二四半期登場予定のプラグインハイブリッド・モデルは479万円となっている。
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