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2017年F1エントリーリストからマノーが消滅。トロロッソのエンジン名はいまも「未定」

2017年03月02日 17:23  AUTOSPORT web

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パスカル・ウェーレイン(マノー)、エステバン・オコン(マノー)
マノーF1チームが正式に2017年F1選手権へのエントリーを取り消し、F1のグリッドへ戻る救済策が実現する望みがなくなった。FIAが公表している今季エントリーリストからもマノーの名前が消えた。

 マノーの親会社であるジャスト・レーシング・サービスは今年初めに営業を停止したが、同社は2017年のエントリー枠を保留していた。

 ここ数週間、マノーのWEC世界耐久選手権チームとつながりがあるといわれる中国の投資家が、マノーF1チームの再建策をまとめて、何とか今季参戦を実現しようとしているといううわさがささやかれていたが、その計画は実現しなかったようだ。


 マノーのチームオーナー、スティーブン・フィッツパトリックは、FIAに対し、マノーがF1チャンピオンシップから撤退することを正式に通知する書簡を送ったものとみられる。

 エントリー権を持たなくなったことで、マノーの残余財産を取得しても、F1に参戦するには完全に新しいチームとして申請しなければならず、その手続きには多額の費用だけでなく、長い時間がかかる。

 現在発表されている2017年F1エントリーリストからは、すでにマノーの名前が消えている。その他は、ドライバー名もすべて入っているものの、唯一、トロロッソのエンジン名称だけが「未定」のままとなっている。

 トロロッソはルノーのパワーユニットを使用しているが、昨年末、パワーユニットのネーミングライツ契約を結ぶスポンサー候補と交渉を行っていることが明らかになった。姉妹チームのレッドブル・レーシングはルノーをタグ・ホイヤーブランドで使用している。

2017年F1世界選手権エントリーリスト

Car No.DriverTeamChassisEngine8ロマン・グロージャンハースF1チームハースフェラーリ20ケビン・マグヌッセンハースF1チームハースフェラーリ27ニコラス・ヒュルケンベルグルノー・スポール・フォーミュラワン・チームルノールノー30ジョリオン・パーマールノー・スポール・フォーミュラワン・チームルノールノー14フェルナンド・アロンソマクラーレン・ホンダ・フォーミュラワン・チームマクラーレンホンダ2ストフェル・バンドーンマクラーレン・ホンダ・フォーミュラワン・チームマクラーレンホンダ44ルイス・ハミルトンメルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツメルセデスメルセデス77バルテリ・ボッタスメルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツメルセデスメルセデス3ダニエル・リカルドレッドブル・レーシングレッドブル・レーシングタグ・ホイヤー33マックス・フェルスタッペンレッドブル・レーシングレッドブル・レーシングタグ・ホイヤー11セルジオ・ペレス・メンドーザサハラ・フォース・インディアF1チームフォース・インディアメルセデス31エステバン・オコンサハラ・フォース・インディアF1チームフォース・インディアメルセデス9マーカス・エリクソンザウバーF1チームザウバーフェラーリ94パスカル・ウェーレインザウバーF1チームザウバーフェラーリ5セバスチャン・ベッテルスクーデリア・フェラーリフェラーリフェラーリ7キミ・ライコネンスクーデリア・フェラーリフェラーリフェラーリ26ダニール・クビアトスクーデリア・トロロッソスクーデリア・トロロッソTBC55カルロス・サインツJrスクーデリア・トロロッソスクーデリア・トロロッソTBC19フェリペ・マッサウイリアムズ・マルティニ・レーシングウイリアムズメルセデス18ランス・ストロールウイリアムズ・マルティニ・レーシングウイリアムズメルセデス