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支店長が1人勤務、降格者も…サクラ印ハチミツ「加藤美蜂園」、組合員処遇問題で和解

2017年03月02日 16:23  弁護士ドットコム

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サクラ印ハチミツで知られる「加藤美蜂園本舗」で、労働組合への加入を理由に不当な扱いを受けたとして、組合員ら3人が同社に対し、計約930万円などを求めていた訴訟は3月2日、東京地裁で和解が成立した。会社が解決金として計140万円を支払うほか、配置転換・降格を撤回する。組合は「勝利的和解だ」としている。


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組合によると、同社では2012年に就任した現社長が組合と対立。一部の組合員に対し、低水準の賞与しか支給されず、降格や配置転換も行われたため、2014年1月から東京地裁で争っていた。


原告3人のうち、元工場長だった男性1人は退職済み。残る2人はいずれも元支店長で、大阪特販支店長だった男性は、前橋事業所での1人勤務を命じられ、東京特販支店長だった男性は、課長職への降格となった。また、3人とも賞与の支給倍率が、ほかの従業員を大幅に下回っていた。


裁判所は、配転が不当であることや賞与支給での差別があったと指摘。組合と会社の間で、和解協議が進められていた。配転・降格が取り消された2人については、すでに現職がいるため、細かい労働条件などは今後会社側と協議するという。


(弁護士ドットコムニュース)