スペインのカタルニア・サーキットで行われた第1回F1合同テスト3日目、レッドブルのダニエル・リカルドがRB13をドライブ、3番手タイムをマークした。この日もトラブルに見舞われたレッドブルだが、メルセデスやフェラーリと近い位置にいると、リカルドは考えている。
初日にトラブルのために50周しか走れなかったリカルドは、テスト3日目、午前中に空力テストを行いながら48周を走行。しかし午後にはエキゾーストトラブルのため22周しか走れず、合計70周のなかでソフトタイヤで1分21秒153のタイムをマークし、13人中3番手となった。
「努力しているけど、僕らはメルセデスみたいに(1日)150周を走れるとは思っていない」とリカルド。
「彼らにはしっかりした基礎がある。でも僕らはいろいろなことを実験しているところなんだ」
「もう少し走れたらいいんだけどね。それでも1日目に学び、今日もたくさんのことを学べた」
「(1日目より)20周しか多く走れなかったけど、有意義だったと思う」
「(この調子で)明日マックス(・フェルスタッペン)が80周とか100周走れれば、いいテストになるだろう」
この3日間はメルセデスとフェラーリが交互にトップタイムを記録しているが、レッドブルは今のところいいタイムを出すことは考えていないと、リカルドは言う。
「まだパフォーマンスを追求するような走行にはあまり取り組んでいないんだ。何かが熱くなったり、トラブルが起きないかを確かめるために、走ろうとしている」
「今のラップタイムは僕らの実力を示すものじゃない。メルセデスとフェラーリがトップに思える。でも僕らも彼らにかなり近いところにいるかもしれない」