オクト・プラマック・レーシングがイタリアのナポリ市内で2017年体制の発表会を開催、ダニロ・ペトルッチとスコット・レディングがニューカラーリングのドゥカティ・デスモセディチGP17を披露した。
プラマック・レーシングは2000年にイタリアの企業、プラマックが設立したチームだ。02年には原田哲也を起用してMotoGPクラスへ参戦。マシンはホンダ・NSR500を使用した。2003年からはマシンをRC211Vに変え、ライダーに玉田誠を起用。05年からマシンをドゥカティ・デスモセディチGPに変更し、今年でMotoGPクラス参戦15年目を迎える。
17年シーズンは昨年に引き続きペトルッチとレディングを継続起用。ペトルッチにはファクトリーチームと同じ最新型のデスモセディチGP17が供給され、レディングは昨年型のデスモセディチGP16を使用する。
発表会に登場したペトルッチは「3年連続して、プラマックと一緒に参戦できることをサポートしてくれた全ての人たちに感謝したい」とコメント。
「このチームで3年連続して起用されるのはボクが初めてとなるから、そのことを誇りに思う」
「今年は重要なシーズンだ。ドゥカティのオフィシャルマシンを得られたから、うまくやらなければいけない。自己最高位のランキング10位だった2015年の成績を上回りたい。さらに高いレベルで戦えるか楽しみだ」
「まだ全てのポテンシャルを見極めるための仕事をしなければいけないけど、2017年型は今までに乗って来たバイクの中で最も戦闘力がある」
チームメイトのレディングは「2017年にいいリザルトを記録できるという期待感がある」と16年シーズンを振り返るとともに意気込みを語った。
「スタートは簡単ではなかった。2度のテストでは、技術的な問題を解決するために働いた。ラップタイムに集中した昨年のテストとは異なる仕事の取り組み方で、ボクたちの目標はシーズン序盤からうまく走ることにある」
「2016年型のデスモセディチは、2015年型と比較してタイヤの消耗が少なく、いいペースを刻むことが証明できたから自信がある。特に日曜のレースでボクたちはうまくやれると思うよ」