スペインのカタルニア・サーキットで行われた第1回F1合同テスト3日目、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは72周を走行、ホンダF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介氏は、この日、パワーユニットの耐久性を証明することができたと前向きな発言をしている。
テスト序盤の2日間はパワーユニットのトラブルが続き、アロンソとストフェル・バンドーンは十分な走行をできずに終わった。しかし3日目を迎えた3月1日、アロンソは大きな問題に見舞われることなく、序盤2日間の合計を上回る周回数を走り切り、1分22秒598のタイムで13人中10番手となった。
「最初の2日間はパワーユニットのトラブルに見舞われ、厳しい状況でしたが、今日はいくぶん前進し、プログラムを完了することができました。スケジュールに従って、PUの耐久性とデプロイメントのテストを行いました」と長谷川総責任者。
「テスト初日にフェルナンドに起きたオイルタンクの問題についてはすでに解決法を見つけることができました。昨日ストフェルのマシンに起きたパワーのトラブルの根本的原因に関しては、さくら市の本田技術研究所から早急に報告を受け取ることができるでしょう」
「今日のセッションにおいて、ある程度耐久性を証明したので、明日マクラーレンとともにさらに前進できることを期待しています」