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マクラーレンF1、ホンダとの契約見直しとの報道を完全否定。テスト3日目の状況好転を喜ぶ

2017年03月02日 09:12  AUTOSPORT web

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2017年第1回F1合同テスト3日目 フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)
F1プレシーズンテストの序盤、マクラーレン・ホンダにトラブルが続き、好調なスタートを切ることができなかったことで、スペインメディアがマクラーレンはホンダと袂を分かつことを考えるのではないかと報じた。しかしマクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、これをきっぱりと否定している。

 テストの最初の2日、パワーユニットにトラブルが発生し、フェルナンド・アロンソもストフェル・バンドーンも満足に走行ができなかった。

 そういった状況下でスペインのメディアが、マクラーレンとホンダのパートナーシップが早々に終わりを迎えるかもしれないとの推測を行っている。しかしブーリエはSky Sports F1に対し、これを完全に否定する発言を行った。

「我々とホンダとの関係は極めて良好だ。この“結婚”には満足している。ただこれをうまく機能させる必要はある」とブーリエは述べた。

 一方でブーリエは、マクラーレン側がホンダに「ポジティブなプレッシャー」をかけていることは認めている。


 テスト3日目には大きなトラブルは起こらず、アロンソが72周を走っており、ブーリエは事態が好転し始めていることを喜んでいる。

「今日は(昨日までと比べて)とてもうまくいった。一日を通して走り、テストプログラムをしっかりと実行できたことに満足している」とブーリエ。

「大きな問題はなかったと報告できるのがうれしい。今日予定していたプログラムを完了することができた」


「ここまで経験してきた問題は、テストで通常直面する課題の一部ともいうべき故障だと思う。月曜と火曜に問題が起きたことで、貴重な走行時間を失った。走行距離が足りないと、初日に起きた故障が3日目まで持ち越されるような可能性もある」

「距離を重ねれば重ねるほど、多くのことを学べる。そして当然、問題が見つかる可能性も増え、見つかればそれを解決する必要がある。マシンを理解し、どうセットアップするかを知るためのデータを得られる最小限の距離をまずは走り、そこから先に進みたい」

「大喜びすべきような状況ではないが、最初の2日間が困難だっただけに、今日走れたことでチームは大きな後押しを得られたように感じている。明日はさらに走行距離を重ね、データを集めて、テスト最初の週をいい形で締めくくりたい」