舞台『罠』が、7月13日に東京・亀有のかめありリリオホール、7月15日と16日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター、8月8日から東京・池袋のサンシャイン劇場で上演される。
『罠』は新婚の夫・ダニエルが、妻との些細な喧嘩をきっかけに騒動に巻き込まれる様を描くサスペンス作品。警察に協力を要請しながら、家を出てしまった妻・エリザベートを捜索するダニエルのもとに、見たこともない女性が「妻」として戻ってくるというあらすじだ。作者であるフランスの劇作家ロベール・トマは、フランソワ・オゾン監督の映画『8人の女たち』の原作なども手掛けている。
主演を務めるのは、2009年と2010年にも同作で主人公を演じた加藤和樹。2010年の上演時に続き、演出を深作健太が担当する。共演者には、白石美帆、渡部秀、初風緑、山口馬木也、筒井道隆が名を連ねている。チケットは4月22日から販売開始。
加藤は今回の再演について「今回また新たな『罠』が生み出されるでしょう。皆さんどうか、その目撃者になってください。劇場でお待ちしております」とコメント。深作は2010年に自身の演出家デビューを飾った同作について「作家のロベール・トマさんは上演当時、戯曲のラストシーンを上下反転して印刷するほど、あっと驚く衝撃のラストを内緒にするよう指示しました。50年以上色褪せない、傑作サスペンス。その醍醐味を思う存分、楽しんでください」と述べている。
■加藤和樹のコメント
7年ぶりの『罠』…初主演舞台。
初演でご一緒した白石美帆さん、再演でご一緒した初風緑さん。
新たに渡辺秀くん、山口馬木也さん、そして筒井道隆さん。楽しみでなりません。
再演の演出を手掛けた深作健太さんとまたこうしてがっつりお芝居を作れることを嬉しく思います。
今回また新たな『罠』が生み出されるでしょう。皆さんどうか、その目撃者になってください。
劇場でお待ちしております。
■深作健太のコメント
7年前、はじめて舞台演出家として、デビューさせていただいた『罠』を、今また加藤和樹くんと一緒に作り上げる事が出来るのが、楽しみでなりません。
作家のロベール・トマさんは上演当時、戯曲のラストシーンを上下反転して印刷するほど、あっと驚く衝撃のラストを内緒にするよう指示しました。
50年以上色褪せない、傑作サスペンス。その醍醐味を思う存分、楽しんでください。