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サソリの毒がより強力に。『アバルト595』が全モデル・ラインアップを刷新

2017年03月01日 17:12  AUTOSPORT web

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全車名を「595」に統一した「アバルト595」ファミリー
2013年の日本上陸以降、『アバルト500』『アバルト595』『アバルト595ツーリズモ』『アバルト595コンペティツィオーネ』と、続々ファミリーを拡大してきたアバルトが、ラインアップ全車を刷新。500も含めた全車名を『595』に統一し、2月25日から発売を開始している。

 刷新された『アバルト595』ラインアップで最大の特徴は、前後のバンパーがより一層アグレッシブなデザインに変更された点だ。また、フロントバンパーのエアインテークには、ワンメイクレース仕様車 「ASSETTO CORSE(アセット・コルサ)」からインスピレーションを得た「ABARTH」の浮き文字があしらわれ、アバルトならではのレーシーな雰囲気を強調。

 このデザイン変更と合わせて、全グレードの名称が『595』に統一されたことで、『フィアット500』のラインアップとの差別化がより明確となった。

 ベースモデルの『フィアット500』に、昨年施されたマイナーチェンジによるエクステリア変更も反映され、フロントライト(LEDデイランプ)、円周形のリヤコンビランプ、センターコンソール周辺も最新の形状にバージョンアップ。

 TFT液晶のクラスター内に装備する「Gメーター」のグラフィックも刷新され、5インチタッチパネルのメディアコンソールも採用された。

 名称が『アバルト500』から『アバルト595』となったノーマルグレードは、1.4リッター直列4気筒ターボの最高出力をこれまでの135ps(MT)/140ps(AT)から145psに向上。シート形状の変更や、レッドの新ボディカラーも追加された。

 上位モデルの『アバルト595ツーリズモ』には、ルーフがリヤガラス下端まで開くキャンバストップ形状が独特な『アバルト595Cツーリズモ』も引き続き設定。新色のパールホワイトに加え、新デザインの17インチアルミホイールや新たにブラック塗装が施されたブレーキキャリパーなどで足元を引き締め、エンジンもギャレット製大径タービンを採用すると同時に、最高出力をこれまでの160psから165psへと引き上げている。

 そして高性能版の『アバルト595コンペティツィオーネ』には、カーボンシェルタイプのスポーツシートに、レザー&アルカンターラのステアリングを新たに装備。こちらにもカーボンの加飾が施され、レーシーな雰囲気を演出すると同時に新デザインの17インチアルミ、新色となるイエローのボディカラーを採用した。

『アバルト595』には、シングルクラッチのロボタイズド5速MTは右ハンドルのみ、通常の5速MTには左右ハンドルが用意され、価格は293万7600~309万9600円。

『アバルト595ツーリズモ/アバルト595Cツーリズモ』は、右ハンドル仕様のロボタイズド5速MTのみとなり、前者が346万6800円。後者が376万9200円となっている。

 そしてトップモデル『アバルト595コンペティツィオーネ』には、595同様の組み合わせが用意され、価格は365万400~381万2400円となっている。

公式HP:http://www.abarth.jp/595/