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アロンソ、新レギュレーションのマシンは「F1らしい外観に戻った」と絶賛

2017年03月01日 15:42  AUTOSPORT web

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バルセロナテスト初日のアロンソ
マクラーレン・ホンダのドライバーであるフェルナンド・アロンソは、過去数シーズンにわたってF1マシンの外見が酷いものだったことを、ファンに対して申し訳なく思っている。2017年シーズンに向けてデザインが変わり、「彼らが以前のマシンを忘れる」ことを期待すると語った。

 新規則のもと、2017年シーズンは華々しい外見のマシンが導入され、モータースポーツ界の中ではまずまずの評価を受けている。アロンソは以前のF1マシンについての批判を積極的に口にしていたが、2017年型マシンの外見を気に入ったと言う。

「今シーズンのマシンは格好良いというのが、最終的な意見だ。マシンはコーナリングでのスピードが間違いなく速くなっているから、コーナーでのダウンフォースの感触が戻ってきたのがいい。マシンの限界まで、より攻めた走りができるようになった」

「他のマシンをコースで何台か見たけれど、どれもとてもよかった。うれしく思っているし、F1が正しい方向へ進んでいることに満足している。過去5、6年にわたって不格好なマシンを見せられてきたファンたちに、謝りたい気分だ」

 しかし、アロンソがF1キャリア初期を過ごした時代のレギュレーションは現在よりもゆるく、マシン重量も軽かった。ドライビングの感触が、そのころのマシンに匹敵することはないと認めた。

「2004年や2005年当時と同じ感覚になることはあり得ない。なぜならマシンは空力規則にしばられず、いまと違って自由だったからだ。エンジンも大きく異なっていた。特にマシンそのものは今より130kg軽く、レースになれば230kgも軽かった。だから2004年と同じ感触を得ることはできないんだ」

「ラップタイムでは可能かもしれないが、今のタイヤを2004年のマシンに装着したら1周が1分14秒台くらいになるだろうから、やはり違うね」

 今シーズンのマシンは、少なくともF1らしい外観に戻ったとアロンソは感じている。

「昨日と今日に見たマシンは気に入っている。今日コースでともに走ったマシンは、F1らしさがある。とてもいいね。この気持ちがファンにも伝わることを願っているよ。そうすればサーキットに来たり、テレビで観ている人たちが、過去何年かで目にしたマシンを忘れられるかもしれない」

 レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、新マシンの外見をとても気に入っているという。しかしマクラーレンのオレンジと黒の新カラーリングは別のようで、以下のように述べている。

「マクラーレンのカラーリングはさておくとして、今のところニューマシンはどれも最高だ。すべてが素晴らしく見える。ロン(デニス)が悔しがるだろうな!」

 ただし、ホーナーはシャークフィンとTウイングについてはマシンの外見を損ねているとして、難色を示している。