ザウバーF1チームは、GP3に参戦するタチアナ・カルデロンと開発ドライバーとしての契約を結んだことを発表した。
コロンビア出身、23歳の女性ドライバー、カルデロンは、9歳からカートを始め、2012年にヨーロッパに活動の拠点を移し、シングルシーターのいくつかのシリーズに参戦してきた。2016年にGP3シリーズでの活動を開始したカルデロンは、今年、ザウバーの開発ドライバーを務めながら、GP3にも参戦する。
ザウバーは、シミュレーターでのトレーニングやグランプリの現場やファクトリーでのエンジニアによる指導などの機会をカルデロンに提供するという。
カルデロンは「いつかF1でレースをしたいという夢に一歩近づきました」と喜びのコメントを発表している。
今年、カルデロンがC36を走らせるのかどうかは明らかになっていないが、若手ドライバーを起用しなければならないインシーズンテストで登場する可能性はあり、彼女自身はそれについて「協議中」であると述べた。もしもそれが実現すれば、2015年のウイリアムズのスージー・ウォルフ以来初めて、女性ドライバーがF1公式セッションで走行することになる。