ウイリアムズF1チームは、第1回F1バルセロナテスト2日目、ルーキーのランス・ストロールを走らせたが、コースオフを喫してマシンがダメージを負ったため、その日のテストを切り上げることになった。
午前のセッションでストロールはターン9でスピン。ピットに自力で戻ったものの、FW40のフロントウイングにダメージがあり、走行は中断。その後、パーツをいったんファクトリーに戻して修理しなければならないことが判明、チームはわずか12周でこの日の走行を終えた。
「ランスは2回目のランの6周目にスピンした」とパフォーマンスエンジニアリング責任者のロブ・スメドレー。
「グリップがかなり低くてスピンし、グラベルへと飛び出した。アクシデント自体は全くたいしたことはなかったが、ついてないことにマシンが非常に大きなダメージを負った。いま、修理の手続きをとっているところだ」
翌1日のうちには修理されたパーツが届く見込みだということだが、3日目走行のスタートが遅れる可能性がある。
ストロールは、走行時間を失ったことを悔しがっているものの、ネガティブな気持ちにはなっていないと述べている。
「ついてないよ。フロントウイングの小さなウイングレットひとつなのに。でもそれがF1だ」とストロールが語ったとSky Sportsが伝えた。
「(F1は)マシンがすごく複雑で、ミスは全く許されない。マシンに慣れていくしかない」
「でも自信を失ったりはしていない。走っている時はすごく快適だったからね」