スペインのカタルニア・サーキットで行われた第1回F1合同テスト2日目、マックス・フェルスタッペンがレッドブルRB13を初めてドライブした。
初日、ダニエル・リカルドが走行した際にはトラブルが相次いだが、翌2月28日にはフェルスタッペンは順調に周回を重ねた。89周のなかでソフトタイヤでマークした1分22秒200のタイムで、フェルスタッペンは11人中3位となった。
「ポジティブな一日だったよ。やりたかったことすべてをやり終えることができた」とフェルスタッペン。
「いい印象を持っている。目標どおり、たくさんの周回を走りこむことができたんだ。すべてのパーツのテストができた」
「それが一番大事なことだ。問題はそれほど起こらず、たくさんのラップを走れたから、すごくポジティブな一日といえる」
「(マシンの)感触もよかった。自分たちの位置がどのあたりなのかは判断できないけど、前向きにとらえている」
リカルドのパワーユニットにトラブルが発生したことで、今年95パーセントを変えてきたというルノーPUの信頼性に懸念を示す声も上がっている。しかしフィルミングデーの走行を行っていないレッドブルにとっては初日は実質的にシェイクダウンであったとして、フェルスタッペンはそういった見方を否定した。
「今日は信頼性がとても高かった。全くトラブルが出なかったんだ」
「新しいエンジンだから、最初から走りこんでいくのは大事なことだ。エンジンに関しても僕らがどの位置にいるのかは、まだ判断できないけどね」
「でも一歩前進したのは確かだから、期待を感じるよ」
現時点では速いタイムを出すことは全く重要ではないとフェルスタッペンは言う。
「今の段階では、どれだけ速いタイムを出せるかを示すことは重要じゃない」
「まだテスト最初の週の2日目だ。今はたくさんの距離を走りこんで、すべてのパーツがきちんと機能するかどうかを確認することの方がずっと大事だ。ラップタイムに目を向けるのはもっと先のことだよ」