2016年にはDTMにも挑戦したフェリックス・ロゼンクビスト。国内最高峰フォーミュラ参戦が決まった。 トヨタは3月1日、2月に行われたモータースポーツ活動発表会でTBNとなっていた全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するSUNOCO TEAM LEMANSの7号車のドライバーについて発表した。今季のSFの“最後の一席”を獲得したのは、2015年のヨーロピアンF3王者で、14~15年とF3マカオGPを制したフェリックス・ロゼンクビストだ。
ロゼンクビストは1991年スウェーデン生まれ。フォーミュラ・ルノー等を経て、2011年に当時のユーロF3にステップアップ。F3ではミュッケ、プレマパワーから長年参戦し、15年にはついにヨーロピアンF3チャンピオンを獲得している。また、マカオGPにも長年挑戦を続けており、2014年には初優勝。15年には連覇を達成し、16年には2位に入った。
そんなロゼンクビストは、2016年からフォーミュラEやメルセデスからのGT3レース参戦など、さまざまな活動の幅を広げており、シーズン途中からはF1に上がったエステバン・オコンに代わり、DTMドイツツーリングカー選手権にも挑戦したが、FEでの活動を続けるかたわら、日本の最高峰フォーミュラにも挑戦することになった。
SUNOCO TEAM LEMANSは、今季すでにエースナンバーの8号車のドライバーとして大嶋和也が決まっているが、これで7号車にロゼンクビスト、そして8号車に大嶋というラインアップができあがった。大嶋もひさびさのSF参戦だが、非常に期待が高まるコンビと言えるだろう。