スペインのカタルニア・サーキットで行われた第1回F1合同テスト2日目の2月28日、ストフェル・バンドーンがマクラーレンMCL32・ホンダで走行、タイムは10番手だった。
バンドーンはインスタレーションラップを終えたところでピット入口でストップするというアクシデントもありながら、システムチェック、セットアップ変更を行い、午前中に29周を走行。しかしパワーを失ったため、走行時間のロスを最低限に抑え、トラブル原因の調査を詳細に行うために、チームはパワーユニットの交換を行うことを決めた。
バンドーンは午後にコースに復帰、約10周を走り、1分25秒600のタイムで11人中10番手となった。
ホンダF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介氏は、テスト2日目を終え、次のように語った。
「29周を走り切った後、PUのパワーを失いました。走行時間のロスをできるだけ減らしてテストプログラムを続行することを最優先し、PUを交換することに決めました」
「メカニカルな問題が起きたことは分かっています。今回のテストでこのパワーユニットを再度利用するつもりはありませんが、原因を特定するため、詳細な調査を行う必要があります」
「ストフェルは午後遅い時間になってコースに復帰できたので、我々はスケジュールの遅れを取り戻すことができました」
「今日さらに問題に直面したことには、もちろんがっかりしています。でも明日のフェルナンド(・アロンソ)のセッションに向けて状況を進展させるため、今夜、懸命に取り組んでいきます」