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5人に1人はマスクを「2日以上」使っていることが判明! 若い男性ほど1日で交換

2017年02月28日 19:22  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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インターネットリサーチを行っているインターワイヤードは2月28日、「マスク」に関する調査結果を発表した。その結果、マスクを「1日」で交換する人は56.2%、「2日以上使用」する人は19.8%いることがわかった。

調査は、2016年12月22日~2017年1月13日に、同社ネットリサーチサービスのモニター3433人を対象に実施した。調査対象者の年代は20代~70代以上だった。

「不織布(使い捨てタイプ)」の利用者がトップ

「風邪やインフルエンザ・花粉症などの予防のためにマスクをしますか」という質問に対しては、「よくする」(24.4%)、「たまにする」(34.5%)と、約6割の人が「マスクをする」と回答している。マスクを使用する人(「よくする」と「たまにする」の合計)を性別で見ると、男性は51.7%、女性は70.0%と、女性のほうが風邪予防などの目的でマスクを着用する傾向が強い。

次に「あなたは1年を通して、どの季節にマスクをしますか?」という質問には、「冬」(91.6%)が最も多く、「春」(47.3%)が続いた。風邪などが流行する冬や、花粉やほこりが舞う春に着用する人は増える。一方で、「秋」(24.2%)、「夏」(9.6%)という回答も見られ、1年を通じて着用する人もいる。

「あなたが主に利用するマスクの素材は?」という質問には、「不織布(使い捨てタイプ)」が94.8%と、「ポリウレタン」(1.6%)、「ガーゼ」(3.5%)など他の材質を圧倒している。

しかし、効果感には差がある。「着けているマスクに効果を感じましたか?」と聞くと、「不織布」は60.4%に対し、「ポリウレタン」が72.8%だった。通気性が高く、花粉捕集率が高い商品も出ており、効果を実感する人が多いのだろう。

女性では「2日」の回答は年代が若い人ほど多い

「どのくらい使ったら新しいものに交換しますか?」という問いに対しては、「1日」(56.2%)が最多で、約半数の人が毎日交換している。一方で、「2日」(13.0%)、「3日以上」(6.8%)と合わせて19.8%の人が同じマスクを2日ないし3日以上使っていることも明らかとなっている。

「1日」と答えた人は女性の方が多い(男性:53.0%、女性:60.0%)。「2日」「3日以上」の合計を見ても、男性は23.0%、女性は16.2%と、やはり女性の方が毎日交換する人が多い。

しかし性年代別で見ると、男性は若い年代ほど「1日」で交換する人が多い(20代:74.1%、30代:67.5%、40代:60.2%、50代:54.1%、60代:45.7%、70代以上:30.5%)。

女性で「1日」と答えた人の割合を見ると、40代~60代が6割前後と最多。それ以外の年代では5割ほどだ。「2日」の回答を見ると、男性とは逆に年代が若いほど多い傾向があった(20代:20.0%、30代:14.1%、40代:10.4%、50代:10.9%、60代:14.7%、70代以上:12.0%)。

専門家は「外出のたびに取り替えることも大切」と助言

では、使い捨てマスクを連続で着用してもよいのだろうか。NIKKEI STYLEが今年1月に掲載した「インフルエンザ対策 マスクをつけっ放しは逆効果?」という記事では、国立国際医療研究センター国際感染症センターの忽那賢志氏が、

「外出のたびに新しいマスクに取り替えることも大切です」

と言及。同氏によれば、「マスクをつけっ放しにしていると、外出先でウイルスが付着し、そのマスクが感染源になる恐れもある」という。感染症予防目的でマスクを着けるのであれば、こまめに交換するのが好ましそうだ。

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