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ロニー・クインタレッリ、9月にカートの世界選手権に挑戦へ

2017年02月28日 17:12  AUTOSPORT web

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ニッサン体制発表会でのクインタレッリ。今季もニスモからスーパーGTを戦うかたわら、カートにも挑戦する。
スーパーGT500クラスで2011~12年、14~15年と四度のチャンピオンを獲得したロニー・クインタレッリが、9月10日にドイツのヴァッカースドルフで開催されるCIK-FIAワールドKZチャンピオンシップに参戦することになった。

 クインタレッリは母国イタリアでレーシングカートのキャリアを積み、2001年に四輪にステップアップした後、03年に四輪でのキャリアを求め来日。その後日本のトップドライバーのひとりに成長し、ニッサン陣営のエースのひとりとして、スーパーGTで前人未踏の四度のチャンピオン獲得を果たしている。

 そんなクインタレッリだが、「僕にとってカートはとっても大事な存在です」と語るとおり、四輪ステップアップ後もレーシングカートは常に身近な存在であり、今もスーパーGTのレース前には、自らのカートでトレーニングを行っているが、ひさびさにカートでレースに挑むことになった。

 その舞台は、9月10日にドイツのヴァッカースドルフというサーキットで開催されるCIK-FIAワールドKZチャンピオンシップ。KZはミッションカートのなかで最高峰のクラスであり、レーシングカートのプロなど、まさに“猛者”が数多く出場する。このレースにクインタレッリは、過去にも所属したビレルARTのワークスドライバーとして、TMエンジンを搭載したカートで参戦する予定だ。

「とにかくレベルがとても高くて、大きなチャレンジになります」とクインタレッリ。

「僕のカートキャリアのなかで、ヨーロッパチャンピオンを1999年に獲ったことがありますが、世界選手権では2回とも2位でした。このチャンスが来たときにはとても嬉しくて、もう一度チャレンジしたいと思いました」

 スーパーGT最強のドライバーが、レーシングカート最高峰でどんなレースをみせてくれるだろうか? 大いに楽しみにしたい。