アンドレア・ドビジオーゾは2017年MotoGPマシンでドゥカティが得た進歩はすべてのサーキットでの競争力が十分でないと認めた。
ドゥカティは16年シーズン、第10戦オーストリアGPで6年ぶりに勝利を挙げたが、ドビジオーゾはデスモセディチGP16は操作性が厳しいと訴えていた。
17年型マシンも操作性に焦点を当てたが、ドビジオーゾと新チームメイトのホルヘ・ロレンソは先週のフィリップアイランドテストでヤマハのマーベリック・ビニャーレスとホンダのマルク・マルケスのようなペースをつかむことができなかった。
ドビジオーゾはフィリップアイランドテストを7番手で終え「完全には満足していない」と述べている。
「去年と比較したら、僕たちははるかに良い状況にある」
「マレーシアは競争力があったし、フィリップアイランドでも競争力があった。それにフィリップアイランドは僕が不得意なサーキットのひとつだ」
「マシンは去年より若干改良したし、かなり速くなった。しかし、まだ改善しなければいけない部分が多くある」
「チャンピオンシップを考えるなら全てのサーキットで競争力がいる。だから、まだハッピーじゃない」
「僕たちは(フィリップアイランドで)良い仕事をしたよ、でもそれは十分ではない」
ドゥカティが来月カタールで行われる最後のテストでさらにアップデートする計画があるかと尋ねられたドビジオーゾは「カタールで新しいパーツを持ってくるのは難しい」とコメント。
「2週間で何かを持ってくるのは不可能だ。僕たちは旋回性を改良するために何をしなければならないのか、何をすべきなのかを理解しなければならない」
ドビジオーゾは2007年のケーシー・ストーナーのチャンピオンシップの成功以来、最初のタイトルを追いかけており、マシンの操作性を改良することでドゥカティの運命を変えることができると信じている。
「レースの時、グリップが少ないと操作性に大きな影響を与える」とドビジオーゾ。
「僕たちは様々な場所で強くなれる。だけど、もし旋回性が良くならなければ、ライバルたちと同じレベルにいると言うことが難しくなる」
「だからそこにポイントを絞れば、すべてが変わる可能性がある」